自撮りは何のためにするのか、分かるようで分からなかった
先日、オリゴ党の稽古にて舞台監督の小野かっこちゃんが来てざっと稽古の様子を観てくれた。
大昔に、一人芝居フェスでお世話になったのです。
ちょっと稽古に遅れてしまったので終わりぎわに挨拶をしたら私だと気付いてなかったようで(役者一覧見ていなかったのかしら)マスクだったから?
と思ったら「髪の毛黒いから誰かわからなかった」との事。
続けて「だいたいあなたなんか派手だったじゃない…髪の毛赤だったり金髪だったり」
え…そう?
まあ、そうさのう…派手でしたかのう…。(アニメ赤毛のアンのマシュー口調で)
それからのわたしの遍歴…。
2008年が最も客演とかに出ることが続いた後、色々あり活動休止になったりの時期を経て役者で出なくなったりもあり宣伝などで役者の写真撮っても自分の撮らなかったり。
やはり体重が2019年まで浮き沈みありながら10キロ増えていったのがでかい…。
ただでさえ役者やらないのに自撮りする必要があるのか?
とも思っていたが、太るとなおさらである。
今みたいにスマートな加工もできたが当時はなかった。
太っても可愛いと言われたり…他人がどうより自分が思えるなら良いけれど、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の太ったピンク色の娘みたいな存在はそうそうない。
なので写真は元々苦手な上に自撮りをしないとなったが…いざ人と写真撮るとき困る。
何故、10キロ以上ダイエットするに至ったかは婦人科系の疾患により入院手術となった際に、太りすぎて結婚指輪が食い込んで外れなかったのを見て看護師さんが「手術する際に外れなければ金属だし切断しないといけない」と言い出したからだった…。
結果、指輪は外れたし痩せた。
痩せると人間、写真撮ろうかなとなるやん。
最近こんな漫画の一コマを目にした。
まあ、そうか…とも思ったが
でも、わいら芝居やってる人やから自撮りアップせーへんかったら、どういう人か伝えんの難しくない?
演劇なんて足運ばないと観られへんのに。
とも思った。
確かに作家だけなら文章でもいいけれど、演劇だし…観るものならやはり顔とかその人含めて雰囲気知りたいかもなあ。て思うし。
これについては様々な意見あるかも。
あと、自撮りはメモリアルな気もします…。
誰だって年齢は重ねるし、おじいちゃんおばあちゃんになる。
もし私が死んだ時、おばあちゃんの姿とかであの世でお父さんや若くして亡くなった友達に会っても若い時の写真見せたらわかってもらえるかもしれへんし。
というか、あの世にスマホや画像を持っていけるかもわからないし、姿形も霊体なのかなんなのかは謎…自分が気に入ってる時の姿がベストだけど。
でも今のカメラ機能大袈裟ていうか、使いこなせないからあんまりいらないよなあ。。
と、色々考えても自撮りは結局なんのためにするのか…分かるようで分からなかった。
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