見出し画像

なんでもないもののつくりかた #7

まずは、先日3/19の新代田feverでのHALFMUST企画に来てくれた、関わってくれた皆さま、本当にありがとうございました。ギターを、バンドをはじめて約15年、目指していた一つの舞台に立つことができたこと、感無量でした。

控室の大鏡でパシャり
ステージ横バーカウンターから

これからも沢山の素敵なステージに立ち続けることができるよう精進していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

さて、セルフライナーノーツ企画もセミファイナル。今回はトラック7『ブループリント』について話します。

トラック7『ブループリント』

この曲は収録曲の中では最後の方に出来た曲。
いせさんの弾き語りを元にしてスタジオでジャムって原型を作り、細部を詰めていって作っていった。

弾き語りに肉付けする際には、弾き語りのコードに合わせたリズム感を大事にしつつタイトに、基本となるギターリフひとつを少しずつ変えていくことによって展開していく形にしたかった。今作を作るにあたってはアンテナ期のくるりや京都のエッセンスには本当に大きな影響を受けていると思う。

逆に、ソロ前にある基本のギターリフを崩したアルペジオなんかは自分のルーツであるポストロックっぽさみたいなのが出たのかな〜と感じている。

音作りについて、基本はtwin reverbにmeltdown od/dsで撮っている。空間を広げたい短音フレーズの時にはblueskyを使用。

この曲は特にソロのギターの音にこだわっていて、普段よりもっとバリバリとしたオクターブファズっぽい音で撮ろうと思い、earth quaker devicesのlife pedalをチョイス。が、思ったより単体だと撮り音がこじんまりとしてしまったため、bisshiさんに相談し「life pedalで発生させた爆音をコンソールシュミレーター(jhs color box)に突っ込み、そのコンソールシュミレーターを擬似的にオーバーロードさせた音を撮る」といった荒技を試したところ、めちゃくちゃ思い通りの音が撮れてびっくりした。

jhs color boxとlife pedal
当たり前だけどメチャメチャうるさかった

あとはソロを弾くときの左手のニュアンスはやや過剰に。特に最後の音に関しては激しくビブラートさせ、右手も殴るくらいのニュアンスで弾いていた。

伊勢さんのギター撮り図

ちなみに伊勢さんのギターはfender deluxe reverb headにuniversal audioのoxを利用して撮ったんだけど、イントロだけ結構イナたいセッティングにしたことによって良い雰囲気が出せたかな〜と思っている。
もちろんいつかoxが欲しくなってしまったのは言わずもがな。

次回はとうとう最終回。トラック8『イメージング partⅡ』について話します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?