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【ドイツあれこれ】コウノトリにコネが利くのか
[初出:2006年11月]
数ヶ月前になるが、前首相シュレーダーがロシアから二人目の養子を迎えたことが伝えられた。そして、最近になってマスコミを賑わせているマドンナの養子騒動。そんなニュースを聞くたびに私は釈然としないものを感じる。
長年、不妊症に悩む友人がいる。もちろん養子も考えた。しかし、30代後半の彼らにとって、ドイツ国内での養子縁組は確率ゼロだ。正式な規則ではないが、35才が実質的な年齢制限らしい。
外国に選択肢を広げても、事は容易ではない。長年の手続を経た後に彼らのもとにくるのは、幼稚園に通うような年の子だ。全く異なる環境で暮らし、異国語を話す幼児を受け入れるのは、子育ての経験のない二人にとって勇気がいる。
還暦を過ぎたシュレーダー氏に赤ん坊が届けられる - 最近のコウノトリは不公平極まりない。
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