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#26  「編入生のリアルな声をお届け!」 北海道大学教育学部篇 その1

みなさん、こんにちは☀️
『編入の叡智』運営の碧(あおい)と申します。今回は『編入の叡智』にある数多くの記事の中でも人気の企画である「編入生のリアルな声をお届け!」の北海道大学バージョンをお送りしようと思っております。


はじめに

今回は、ペンネーム「編入同期の中では1番怠惰な人」(以下A)さんにお話を聞きました。ペンネームについてですが、私から見ればすごく頑張られているので、そんな怠惰な人とは思っていませんが、本人が希望したペンネームなのでそのまま載せます(笑)

インタビュー本編

碧:本日はよろしくお願いします!
A:こちらこそ、よろしくお願いします!

ー編入したきっかけ等ー


碧:今回は北海道大学教育学部に編入したきっかけであったり、実際編入してみてどうだったかなどを聞いていきたいと思います。
碧:現在、教育学部では何を専攻されいますか?
A:現在は教育心理学を専攻しています。ゼミに関しても教育心理学分野に所属しています。行なっている内容としては、子どもたちの発達段階における様々な悩みを理解し、解決のアプローチ手法を探すことを行なっています。
碧:そうなんですね、授業は大変ですか?
A:全然大変ではないです。授業出席してレポート提出すれば単位は基本もらえると考えていいでしょう。前期は33単位取得することができました。
碧:33単位も取得したんですか?すごく努力されたんですね。
A:ちなみに、北海道大学教育学部は一学期に25単位を上限として履修制限を行なっているのですが、編入生に関してはその上限が撤廃されているので、いろんな授業を能動的に撮ることが大事だと思います!
碧:なるほど、成績の判定は結構厳しかったですか?
A:成績の判定は、レポート+出席点が基本です。単位落とす人は怠惰です(私は寝坊したらダメな授業で寝坊して単位1つ落としてしまいました😭)
碧:怠惰なんですか?(笑) いずれにしても、しっかりと出席をしてレポートを提出すれば合格はできそうですね。
A:そうですね、たまにテストを課す先生もいらっしゃいますが、テストが悪くても出席率がよければ合格をいただける先生が多いので、本当に出席することは大事です!
碧:ちなみに、編入学後に単位認定はされましたか?
A:高専からの編入ですので、研究を行う手法を学ぶ授業1つのみ単位認定されました。高専で研究を行っていたので。なので2単位でした。
碧:そうだったんですね、ちなみに私は通常の大学からの編入でしたが、同じく2単位のみ認定されました。他の方も4単位くらいだったので、少し厳しめに単位認定に関しては見ているかもしれませんね。
A:そうですね、全学教育の単位数が一括認定されることももしかしたら起因しているかもしれませんね。

ー実際に編入してみてのギャップー


碧:実際に北海道大学教育学部に編入してギャップなど感じましたか?
A:そうですね、授業に関して、編入前は授業全てが面白いと思っていました。ただ、面白い授業ももちろんあれば、面白くない授業もありました。まあどの乳足掻く・学部もそうだとは思いますが(笑)。でも、どの先生も授業を面白くしようと工夫されていることは伝わりました。そして先生のレベルが非常に高いのと、医学畑出身である方や理系出身の先生など様々なバックグラウンドを持っている方が多く、多角的な視点から教育学を学べることは非常に魅力に感じました。特にギャップを感じたのは、健康体育学分野の授業が非常に面白いことでした。体育(身体的な部分)がどう子どもたちの発達、発育に影響を与えるかなど、新たな学びがたくさんありました。
碧:そうなんですね、確かに私も正直言って面白くないと思ってしまった授業はありました。そこはどうしても個人の感覚の違いではありますが、少なくともどの授業も興味深かったですね。私も健康体育学の講義に関しては面白くてびっくりしました。特に、スポーツを歴史的に捉える授業はすごく興味深くて来年も履修したいなって思っちゃうほどでした。生活面ではなにかギャップなどありましたか?
A:普通に生活していても友達ができるかなと思っていましたが、全然そんなことなかったです。なので、私は積極的に様々なイベントやコミュニティに属することをお勧めしています。積極的に行動することを心がけたら良いと思います。私は幸い寮に入っているため、友達は比較的多くできたと思います。ただ、寮以外の北大生とはあまり関わらないので、少し寂しくも感じます。これからも私自身、たくさんの方々に積極的に話しかけたいなと思っています。
碧:確かに友達は自然とできませんよね。私はゼミや研究室が同じ方とは仲良くなりますが、それ以外の方とはあまり関わり合いがありません。編入生同士は比較的交流がありますが、私とAさんは特に専攻が全然違うのであまり関わり合いがありませんよね。
A:そうですね、教育心理学と教育基礎論系ですから講義やゼミもなかなか一緒になりませんね。
碧:何か精神面で変化などはありましたか?
A:編入してから個人の精神が安定したことと、悩みが増えたことが意外でした。編入学試験の前は、メンタルが不安定でした。合格した後は、メンタルが安定したように感じます。挑戦が成功し、自身を肯定できたように感じます。ただ、編入をするとさらに大きな世界が広がりますし、自分の能力の低さなどを実感する場面が多くあります。フェーズが変わるのでもちろん悩みが増えますし、将来設計の不安も多々あります。しかしこれは挑戦しているからこその悩みなので、言い換えれば心地の良い悩みでもあります。精神がいい意味で安定したことはよかったです。色々と言いましたが、総じてギャップは大きくなかったです。ただこれは私個人の感想になりますので、ご参考程度にお願いします。
碧:なるほど、そうだったんですね。私は張り切りすぎて、編入学直後に2週間ほど学校に行けない状態がありました。他の学部生に追い付かないといけない、編入で入ってきた同期の方々はすごい人ばかりだからなんとかしないといけない、と自分を追い込んで自信がなくなってしまって、、 今ではそんなこと気にしてなくて、自分の専攻している分野では大学の中でトップクラスに知っているぞ!なんでもしゃべれるぞ!と謎に自信を持ちながら生活しています。それにより精神的にはすごく安定しました。正直私はこだわりすぎてしまう性格なので追い込んでしまった感じはありましたが、やはり編入生は追い込んでしまう方が多いようです。しっかりと息抜きもしながら頑張っていきましょう!

ー北海道大学教育学部の強みとは?ー


碧:ちなみに、教育学部の強みはなんだと思いますか?
A:学部の強みは3つあると考えております。1つ目は、少数精鋭であるため、先生との距離が近く、先生が持っている知識等を吸収しやすいことにあると思います。わからないことや疑問に持ったことなどをすぐに質問できる環境です。他の大学や北大の学部と比べても教授との距離は非常に近いと思います。2つ目は、様々なバックグランドを持った教授と4つの分野からなる、独特なカリキュラムにあると思います。これにより、「教育」を多角的な視点で考えることができますし、教育を主として様々な知識が身につきます。本当にこの教育手法は正しいのか?教育とは一体なんなのか?と言う問いに対して様々な視点で検討する力が身につきます。これは、社会に出たとしても研究活動を行うにしても非常に大切な思考法になると思います。これを学部生のうちに身につけることができるのが魅力だと思います。3つ目は、教員養成を主たる目的としていないことです。研究者を養成することが北大教育学部の目的なので、教育の本質について考えることができます。他の大学は、教員養成を目的としているため、教育手法等にフォーカスが当たります。これは教育の本質を理解できないと思います。北大教育学部は研究者を養成するので、教育の本質について考えるカルチャーがあります。授業でも教授たちは、教育の本質について問いかけてきます。僕はこのカルチャーに合致するので北大教育学部に編入してよかったなと思っています。
碧:全く同感です。北海道大学教育学部は様々な視点から教育学を時には俯瞰的に、時には詳細に考えることができます。また一学年の定員が60名という少数なので教員としっかりと議論や説明を受ける時間があります。教員養成ではなく、教育学という学問を学ぶには最適な学部じゃないかなと個人的には考えています。
碧:今日はありがとうございました。多くの貴重な情報をいただけました。これから卒業論文などが控えたり、就活などもあるとは思いますが、体に気をつけて頑張ってください!
A:ありがとうございます!北海道大学教育学部を受験しようと考えている方に少しでも有益な情報があれば嬉しいです。ぜひ編入学試験対策をしっかりと行い、合格を勝ち取ってくださ。応援しています!

さいごに

いかがでしたか?少しでもお役に立てていれば幸いです!

次回は「碧が受験した大学」をテーマにした記事をお送りします。なぜわざわざ「編入生のリアルな声をお届け!」の間に碧の受験した大学に関する記事を挟むのか、気になる方もいるかもしれませんがちゃんと理由があってそうなっています。別に大した理由ではないのですが、この記事を出すならここだろう!と4月の時点から思っていましたので、そのようにさせていただきたいと思っております。次回の記事では編入学試験を受験した大学はもちろんのこと、高校生時代に受験した大学についてもお話しさせていただきたいと思っております。少し番外編のような形にはなりますが、ぜひご覧頂ければなと思っております。

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これからも『編入の叡智』をよろしくお願いします🙇‍♂️


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