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「シン・ウルトラマン」感想‼️

最初に…。このnoteは、「シン・ウルトラマン」についての⚠️ネタバレ⚠️を含みますので、まだご覧になってない方は閲覧注意⚠️でお願いします。

さてさて、早速ですが、見てきました‼️

「シン・ウルトラマン」‼️‼️‼️‼️

自分は本来、月末に見る予定でしたが、あまりにも早く見た過ぎて、公開翌日の5月14日(土曜)に見に行ってきました!!

まずは、あらすじから…

次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室専従班】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。

班長・田村君男(西島秀俊) 
作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)
非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)
汎用生物学者・船緑由美(早見あかり)

が、選ばれ、任務に当たっていた。禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。禍特対には巨人対策のために、

分析官・浅見弘子(長澤まさみ)

が新たに配属され、神永とバディを組むことに。浅見による報告書に書かれていたのは…
【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。

と言った内容…。

まず話したいのは初代ウルトラマンって、元々はウルトラQという作品の後に作られた作品なんです。この話と何が関係あるのかって?まぁまぁとりあえず聞いてくださいよ。「ウルトラQ」が1966年1月2日~7月3日まで、その2週間後に本作を起点として1966年7月17日~1967年4月9日までの間に「ウルトラマン」が放映されました。さて、この話、なにが関係あるの?という結論なんですが、まず、オープニング、「ウルトラQ」は渦巻き状の文字が段々と「ウルトラQ」になっていく。

こんな感じです、そこに急に赤い画面に切り替わるのが、初代ウルトラマンです。

こんな感じです。それがなんと今作の「シン・ウルトラマン」でも再現されていて、初っ端から、拍手でした!更には、シン・シリーズということもあり、「ウルトラQ」→「シン・ゴジラ」→「シン・ウルトラマン」とタイトルが変わるではありませんか!音楽も昔のままです。なんと素晴らしい‼️原作リスペクトです。これには脱帽…。
そこからストーリーが始まるんですが、「シン・ウルトラマン」にも「ウルトラQ」の怪獣が出てくるんです。最初の数分で、さらっとしたあらすじ的な立ち位置にはなってますが、これにはウルトラシリーズのファンからしたら「おぉ~!懐かしい!ここまでしてくれるのか!」と言った感想ではないでしょうか?

そして序盤、起承転結の起の部分にあたるんですが、神永は禍威獣から子供を保護する為に、現場へ向かいます。その際、ウルトラマンの飛来による衝撃から子供をかばい。命を落とします。え?死ぬの?と言った感想を皆様、お持ちでしょう。違うんです。初代ウルトラマンでもウルトラマンになるきっかけとしてハヤタ隊員(初代ウルトラマン主人公)は死ぬんです。そして融合するのです。それが、一緒だ!と思って、大興奮。神永は、その後もどちらかと言うとウルトラマンが憑依しているような感じなので、シン・ウルトラマンを見た人で初代ウルトラマンを見ていない人からすると、え、生きてるじゃん。でも、なんか様子が変。って感じだったと思います。これに気づけるのは初代ウルトラマン見てる人だからこそだったと思います。ちゃんと初っ端から起点作りの話まで、原作再現してるのは、なるほどなるほど!と思いましたね。

その後もネロンガ→ガボラ→ザラブ→メフィラス。という順番で禍威獣が出てきて、話が進んでいくのですが、ザラブとメフィラス。良かったですね…。あの不気味な感じが、これぞウルトラマン見てる。って感じで、手に汗握りました。ザラブで出てくるニセウルトラマンにも、おぉー!となりましたが、特にメフィラスの話。メフィラス役で山本耕史さんが出演されてたんですが、地球の言葉を覚え、した手に出るも、どこからともなく地球の者ではない感じが出ている…本当にプロの役者さんでした。すごいなぁ。としみじみ思いました。滲み出る不気味さと言いますか…あの演技は本当に素晴らしかったと思います。

そして最後に待ち受けるは、初代ウルトラマン同様、ゼットンです。出ます。もう一度言います。ゼットン、出ます。まさか、最後までやってしまうとは…。初代ウルトラマンではゼットンにウルトラマンは負けるんですよね。そして、人間の力でウルトラマンでも勝てなかったゼットンを倒してしまうんです。それがなんと、シン・ウルトラマンでも、ほとんど同じだったのです‼️ウルトラマンが負け、絶望する人間達。そこで光ったのが非粒子物理学者・滝明久 役の有岡大貴さんの演技。こんなにも人間というものを分かりやすく表現できるのかと言った演技で、あの演技には頭も上がりません笑。絶望と希望を手に入れた人間。というのを上手く表現されてました。最後は人間とウルトラマンが協力して倒す。という結末でしたが、新しい解釈で、これはこれでウルトラマンだな。と言った印象でした。そして、ウルトラマンが勝ち、神永と分離し、神永が仲間の前で起きて、終わり。と言った話でした。

結論から言いますと、めちゃくちゃウルトラマンでした。まず、原作に対してのリスペクトが素晴らしかったです。話もそうですが、音楽も初代ウルトラマンから使っていたものが多々あり、初代ウルトラマンを再放送ではありますが、見ていた自分からすると、おぉ~👏となりました笑。途中エヴァっぽいカットが入ったりと庵野秀明臭はぷんぷんするので、庵野秀明作品が苦手という人には、あまりオススメできない映画かもしれません。感想をいろいろ見ていて終盤の展開に満足出来なかった。という意見を女性の方に多々見受けられたのですが、いやぁ、そこはウルトラマンなんだ。初代と一緒で人間が自分たちの力でどうにかするんだ。って言うのを分かって欲しいんです。個人的な話になりますが人生で見てきた映画の中で1番良かったです。初代ウルトラマンを新しい解釈で、ここまで再現できていることに評価⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️です。満点です。2時間とは思えない濃密さ。主題歌の米津玄師さんの歌う「M八七」もエンドロールで流れたら、圧巻でした。ウルトラマン好きには是非とも見て頂きたい作品。自分はレイトショーで見たんですが、終わって前の座席のおじさん達が「え!?これ1400円(レイトショー割引)で見ちゃっていいの!?!?」って仰ってて、まさに、その通り‼️と思ってしまいました。月末に2回目見に行こうと思ってます。そのくらい素晴らしい作品。皆様もどうか、見てない人、気になっている人は見てみてはいかがでしょうか?

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