タンデム自転車で日本一周をする私達
初めまして!
私は日本で初めてタンデム自転車という2人乗り自転車で日本一周を目指しているカップルの彼女(おめ)です。
私たちの旅のルールはたったの4つ
・安全第一で絶対に生きて帰る
・日本全国一筆書きで47都道府県巡る
・タンデム自転車と2人で進む
・基本はオーバーオールを着る
地元の群馬県を出発し、沖縄まで行き、北海道に行き群馬に戻るというアバウトな計画しかありません。期限もルートも全く決めておらず、気ままにゆっくりのんびり予感のする方に進んでいます。
旅の様子はYouTube・InstagramやFacebookなどで公開しています。
ぜひ気になる方はそちらも合わせてご覧ください。
サイト:https://traiteperip.com
YouTube:https://youtube.com/c/traiteperip
Instagram:https://instagram.com/traiteperip/
※全て「トレートペリピ」で検索していただいたら出てきます!
※ご支援ご希望の方はこちらからお願いします!
さて、本日はそんな私たちが旅中聞かれるあらゆることをこの記事ではゆるーく綴っていこうかなと思っています。
お時間がある時に、ゆるーく読んでいってください!
日本一周を始めたきっかけ
もともとの私たちの夢は世界一周でした。
いつか世界中の大陸を旅して色々な価値観に触れ、何か私たちらしい何かを作り出していきたいと考えていました。
しかし、学校を卒業して選んだ道は「安定」でした。普通に会社に行き、仕事をする。そんな日々の業務に追われ、夢を思い描くことさえ忘れる日々が続きました。
まぁ、新卒で新人なんだからそんなのは当たり前で、当時の私はその事実(夢を描くことを忘れている)にさえ気がついていませんでした。
そんな、日々の業務に追われていた中、「新型コロナウイルス」が世界的に流行し始めました。
自宅待機が続く中、自分と向き合う時間が増えました。
将来の夢は「世界一周」、それなのにそんな夢を描くことさえ忘れ、日々仕事に明け暮れていた自分、このままじゃダメだ。こんな生き方は私がしたかった生き方ではない。お金も安定も何もいらない!欲しいのは、自分の生きたい生き方で生きることだ!と辞表片手に出社しました。
仕事を辞めたものの、夢の世界一周には出られない世界(新型コロナウイルスの影響で)で一体自分は何をすればいいのだろうと悩みました。
「明日やろうは馬鹿野郎」
何かで聞いた言葉が頭をよぎりました。本当にそんな時代が来るんだ…昨日まで、去年までは平気でできていたこともできなくなる瞬間があるんだ。
だったら今できることを全力でやろう!今やりたいことをやろう!
そうに決めました。
今しかできない、今やりたいことは…日本一周だ!
海外に出られるんだったら絶対に海外に旅に行ってしまう、海外に行くことが厳しい世界なのだからしっかりと日本と向き合ってみようと!
これは逆にいい機会だ!そうに感じ、彼氏(おず)に相談しに行きました!
そしたら思いのほか話は早く進み、「いいじゃん!やろうよ!」と…
そして2人で日本一周出発することが決まりました。
2人乗り自転車でやろうと思ったきっかけ
2人で日本一周をしようと決めたものの、なにでしようか決まりませんでした。
私は断固としてキャンピングカーが良いと言い張っていました。バンライフに強い憧れがあったからです。でも彼は、「バンライフは老後でもできるから嫌だ。」と…
歩き、ヒッチハイク、自転車、スケボー、公共交通機関、バス、電車…色々考えたけどどれもパッと来なくて悩む日々が続きました。
そんな中彼が急に、「ヤッターマンの自転車は?」と
その言葉を聞いた瞬間私はパソコンを開き「二人乗り自転車」と検索をしました。
検索したら「タンデム自転車」と出てきて、この世の中に実際に二人乗り自転車が存在することを知り、「これで日本一周をしよう!」と即決でした。
2人乗り自転車なら話をしながら自転車を漕ぐことができるし、私が置いてかれることもなくなる。
2人で日本一周するなら2人乗り自転車しかないとすぐに購入先を探しました。
しかも調べていけばいくほど、この2人乗り自転車は視覚障害者の方も乗ることができたり、体に不自由がある方も(それぞれの特別な形があり)乗ることができる自転車だと知りました。
実際にパラリンピックなどでも使用されている自転車です。
私たちがこの2人乗り自転車で日本一周することにより、より多くの方が2人乗り自転車を知ってくださり、もっと有名な自転車になって誰かの楽しみが増えたらいいなと思いました。
自分たちのやりたい日本一周で誰かの為になったらそれ以上に幸せなことはないなと思っています。
実際に、旅中何度もありがたいお言葉をいただき、本当にこの自転車で日本一周して良かったなと改めて感じています。
トレートペリピとは
トレートペリピとはフランス語で「Traître=裏切り者」「Périple=旅」を派生させ響きを少しアレンジし自分たちで作った言葉です。
この言葉には、自分たちもこの旅を応援してくださる皆様も良い意味で裏切っていけるような、旅するような人生を歩んでいきたいなと思いを込めました。
数年前の話なのですが、私が20歳になる誕生日の日に彼が「20歳でパリに行きたくね?」と。
たわいものない普通の会話の一部だったのですが、私はなんだか”20歳でパリに行く”が絶対にやらなくてはいけないタスクのような感じがしました。
当時想像していたパリは、美しい白人の美人がルイヴィトンのショッパーを運転手さんに持たして歩くような、キラキラして、良い匂いがして、どこに行くのもドレスコードで…そんな豪華なイメージでした。
しかし実際に行ったら、もちろんそうゆう場所もありますが、ホームレスの家族が電車のホームで生活をしていたり、犯罪を犯罪だと思わずに犯す子供たちがたくさんいたり、そこらじゅう何とも言えない日本では嗅いだことのない異様な匂いがしたり…
自分たちの想像していない世界がそこに広がっていました。
“想定外“とか、“想像以上“とかの言葉では表せない、これは“裏切られたー“と感じるような感覚でした。
それから数年、社会にでたらそんな“裏切り”とか“想定外”なんてなく、ほとんどのことが“計画通り”に進む世界が広がっていました。それは素晴らしく良いことで素敵なことなのですが、私にとってはどこか物足りない世界だったのです。(当時は気が付かず必死に働いていたのですが、自粛期間中に気がつきました)
私は常に“当たり前“や“想像”を壊されて裏切られて生きていきたかったのかもしれないと。私は“お金”や“安定”よりも“(良い意味で)裏切り”を求めて生きていきたいと。
そう気が付くきっかけをくれたフランスの言葉で“トレートペリピ=Traître Périple”とつけました。
よく旅中に聞かれるのですが、実際に言葉で説明するのはなんだか照れ臭く恥ずかしいし、うまく伝わる自信がないので、「響きが可愛くて!」とか答えてしまっています。笑
せっかく興味を持ってくださった方ごめんなさい。
これが本当の意味です。
さいごに
ここまで読んでくださりありがとうございました。
この旅を通し毎日(いい意味で)裏切られながら旅をしています。本当に私たちが想像した、ある意味想定外の日々を過ごしています。
今日何が起こるかわからないそんなワクワクと不安を胸に朝目を覚まし、無事に1日を終えられたことに感謝して夜は眠りにつきます。
こんな日々を送ることができ心から幸せを感じていますし、まだまだ(いい意味で)裏切られ続けて生きていきたいです。
そして感じたことを少しでも多くの方に共有できるよう努めて参ります。
自分たちがこの旅ができるのは紛れもなく皆様のお力のおかげです。
応援してくださる方、差し入れをしてくださる方、かんぱしてくださる方、自転車やさん、私たちの自転車を避けてくださる車の運転手の方、他にもたくさんの方々、本当にありがとうございます。
おこがましいようですが、私たちの活動に共感していただき、応援していただける方からのご支援を心よりお待ちしております。
気になってくださった方、詳しくは”こちらより”ご覧ください。
今日も全力で雨にも負けず風にも負けず、どんな困難も楽しみながら進んでいきます。
引き続き応援・ご支援いただけましたら幸いです。
今後とも共私たちトレートペリピをよろしくお願いいたします。
トレートペリピ