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【鉄道コラムVol.2 】いつでも私たちのそばにある存在

こんにちは、キナです。
暫く鉄道旅を楽しめなくなってしまい、少し残念に思う今日この頃。昨今の情勢の中では不急不要の外出は自粛するよう呼びかけされていますが、どこにも行けないもどかしさが・・・耐えられません。(笑)仕事も暫くお休みになってしまいましたので、とにかく家に籠る日々が続きます。

今回は遠くの地に思いを馳せ、夢と希望を運ぶ鉄道について記事にしてみました。暇つぶし程度に読んでくださると嬉しいです。

ー 通勤や通学、さらにはレジャーに使われる交通手段の一つに鉄道はある。しかし、単なる手段として役目を終えてしまうほど薄っぺらいものではない。それは少なくとも理想論かもしれないが、時には大切な思い出の一つになり、人々の生活に寄り添ってくれる大切な存在であることを忘れたくはない。

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生活圏内にある路線はどうしても手段として利用することが多いためか、特に何も考えずに乗ることが多い。では、旅行に行く時はどうだろうか。

日常から離れ、非日常の中にある鉄道。
いつもとは違う車窓からの風景に胸をときめかせ、見たこともない車両や風情ある駅舎に惹かれる。未だに記憶に残っているのは、初めて18きっぷを使って西へ旅に出た時のこと。
東海道線に乗ることすら初めてで、オレンジ色の帯が入った駅名標を目にした時密かに感動したことを覚えている。名古屋に近づくにつれて、車内アナウンスが関西弁へと変わり「やっと関西方面に来たぞ」と嬉しさを隠せなかった。(笑)当時は十分な資金もなく、京都へ行くのにも苦労したものだが、それが今では楽しい思い出になった。どこへでもつれて行ってくれる鉄道に、希望や夢が詰まっていることを知ったからだ。

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今は働き始めて、新幹線を使えば遠くに旅することも容易になった。
新幹線は時間を大幅に節約できるため、週末の旅行も可能にしてしまう。(一昔前はどこへ行くにも大変だっただろうけど時間をかけて行くからこそ旅情に溢れていたことだろう、寝台列車の全盛期でもある)新幹線は乗り心地も快適で好きだが、やはり時々在来線でのんびり時間をかけて目的地を目指す旅もしたくなってしまう。

電車に乗ることを目的にした旅もいいものだなと思う。
昨年の12月に東京〜函館まで在来線のみを利用して旅をし、各地に滞在して地方の電車や人々の暖かさに触れることで本来の心の余裕を取り戻せたような気がした。新幹線や飛行機で乗り飛ばす事もできるけれど、大事なものを見落としたくないから時にはゆっくり旅をするのもいい。

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青森で津軽鉄道に乗った時、まさに鉄道が人と人を繋いでる瞬間を目の当たりにした。終着駅で併設されている集会場に寄った時のことだ。小腹が空いていたので、地元の人が開いているお店でカップ麺を買いテーブルで食べていると、全く見知らぬおばあちゃんがやって来て林檎をくれた。突然のことに戸惑っていると、ここには滅多に若い人はやって来ないからサービスだと言ってくれた。この時私は地元の人の心の温かさに癒され、この鉄道がなければこの地域も孤立してしまうような気がしてしまった。そうならないためにも、地方の鉄道にも積極的に足を運び乗車して行こうと思った。

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こんな世の中だからこそ、時間の許す限り旅をしたい。ー

近頃は自粛が呼び掛けられる中、世の中もどんよりと重たい空気で満ちているように感じます。1日でも早く終息することを願うばかりです。
「あぁ、早く旅がしたい。」

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