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2021年2月のポートフォリオ。個別銘柄のコメント付き。

始めに

この記録は私自身の記録としてまとめています。まとめることで投資を考える上で非常に役立ちますし、それを公開することで個人投資家の方々に多少なりともヒントになればと思っています。

毎月ポートフォリオを残すという作業は、すでに10年近くになります。しばらくはローカルで残していただけでしたが、3年前ぐらいに別ブログで公開を始めて、今はこのnoteで記録を残しています。

10年の間にパフォーマンスが良いときもあれば悪いときもあり、時には30%程度下落した月もありました。当時の記録を読み返すと、相場はいつでも勝てるわけではないし、間違いなく今後も同じ事が起こるということを再認識させてくれます。

2月は改めて投資の難しさを痛感した一ヶ月となりました。My PFは2月中旬にピークに達し、その後2月後半にかけて落ち込んだ後、少し上昇して終了しました。下落前にキャッシュを増やすためのトリミングやショートポジションを保有していたものの、それでも保有銘柄が下げていくのは見ていてツライですね。

2020年は米国株投資家にとって、夢のような1年で収益が100%を超えた方も続出したと思いますが、2021年はそんな夢のような期待は忘れた方が良さそうです。

また、2020年はハイパーグロース株、特にSaaS企業が上昇したため、あまり理解しないでSaaS企業に飛び乗った方達がコロナの脅威が弱まるにつれて、景気循環株に移っていくと思われます。
このことからも、2021年はハイパーグロース株にとって少し厳しい年になると思っています。

2021年2月末時点のポートフォリオ

保有比率 (2)

時価総額 (2)

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セクター比率 (2)

2月の取引

2月の主な取引は以下の通りです。

・新規買い
 SE、ZM
・買い増し
 CRWD、SNOW、AAPLE、NET、LPRO、ROKU、MGNI
・売却
 DOCU、SHOP、TSLA

2月のMy PFの企業に悪いニュースは1つもなく、むしろ良いニュース、良い決算レポートばかりでした。
企業はクラウドへの移行を加速していますし、SolarWinds製品のハッキングに端を発してセキュリティを真剣に検討する企業も加速しています。
今後も長期的に成長が期待出来る企業ばかりですが、それでも短期的に見ると株価は下落します。相場とはそう言うものです。

CrowdStrike(CRWD)

今月も少しづつ買い増しをして、気付けばMy PFで最も大きなポジションになりました。CrowdStrikeは世界有数のセキュリティ企業になるポテンシャルを持っていると思っており、売却する理由はまったく見当たりません。
3月に決算発表を予定しています。

Tesla(TSLA)

2月後半に大きく売り込まれたタイミングで、買い増しを行い、その後の反発で少しトリミングしています。

Teslaは単なる電気自動車の会社ではなく、電力ビジネスに大きな変革を企業だと思っています。
電気自動車だけでなく、太陽光パネルや蓄電池ビジネスなど、ハードウェアを売るだけでなく、ソフトウェアで電力市場で新たなイノベーションを起こそうとしています。単なる電気自動車を作る会社と捉えてしまうと、Teslaという会社を見誤ってしまうと思います。

Snowflake(SNOW)

2月に買い増し実施。3月に決算発表がありますが、割高なので決算前にトリミングするかどうか悩み中。決算は引き続き好調なので、長期的に見れば心配してないんですけどね。

Magnite(MGNI)

決算も無事に通過し、懸念していたディズニーとの契約も無事に更新した模様。株価が大きく下落したタイミングで買い増してます。

eXp World Holdings(EXPI)

金利上昇懸念から売り込まれていますが、依然として+70%以上の利益があります。

ROKU(ROKU)

決算も文句なしで引き続きホールド継続です。下落したタイミングで買い増しています。

Cloudflare(NET)

決算も文句なしでしたので、下落したタイミングで買い増し実施。CDN企業の中では一番信頼している会社です。

Zoom(ZM)

一度撤退していましたが、チャートが良かったので再参入。ですが金利上昇の煽りを受けて株価はMA200にタッチするまで下落しています。
Zoomは既に大きくなりすぎてしまい、今までのような高成長は望めないと思ってますので、今後大きなポジションを持つ予定はありません。

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Sea(SE)

2月に新規購入しています。購入後、大きく上昇してくれてましたが、金利上昇で株価は下落し、結果的にほぼ購入時の価格まで下がっています。SEはゲーム、Eコマース、ペイメントの3つの事業をビジネスの柱としており、ゲームのユーザー数は6,500万人、Eコマースの注文数は前四半期から131%増加、ペイメントのユーザー数は1,780万人と業績好調です。

Docusign(DOCU)

2月頭に売却しました。すでに主要顧客はDocusignを利用しているため、同様の成長を今後もしてくれるのかどうかという点で少し疑問があったのと、キャッシュを増やしたかったため売却しています。

Shopify(SHOP)

2月上旬に大きく上昇したタイミングで売却。こちらもキャッシュを増やしたかったためで、今後の成長に不安があったわけではありません。その後、大きく売られているため、結果的に売却タイミングは良かったです。

最後に

弱気相場の終わりが見えてきたら、新規で買いたい企業(高成長が期待出来る時価総額が小さめの銘柄)がいくつかあるので、少しずつ買っていこうと思っています。

2月は米国投資家にとって、ジェットコースターのような一ヶ月でした。Twitterにもツイートしましたが、最後に「市場が冷え込んだときに冷静になるための方法」をご紹介して終わります。

✨ 優良銘柄含めて何でもかんでも下落しているときは、あなたにとって生涯最高の銘柄を購入するとき。
✨ 弱気相場のときにパニック売りをしてはいけない。貯蓄を続け、スケジュール通りに投資すること。
✨ 「質の高い企業を購入し、数年保有する」というあなた自身の投資原則を思い出そう。
✨ 弱気相場のときは相場を見るのではなく、ウィッシュリストを準備しよう。
✨ 「あなたが現在の価格より25%低い価格で買いたい銘柄は何か?」を軸にウィッシュリストを作ろう。
✨ 弱気相場の時期はこれからの上昇相場を準備する期間であり、最高の企業を売るための期間ではありません。
✨ 最終的に投資とは「自分自身を知ること」であり、生涯をかけた探求なのです。


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