2023/4/24(月)~の日経225先物/日経平均のトレード戦略、チャート分析

■日経225先物 月足(期近)

いつも通り月足から。先週は上昇が一旦収束し、28700円台を頭を抑えられレンジで終始しており方向感はない。ゴールデンウィーク前、今月5営業日を残し月足はしっかりとした陽線の状態のまま。4連続陽線(現時点では)となっており、ざっと画像のチャートを振り返っても同様の足を見つけるのは難しい。上昇が続いている相場での3連続陽線→一服で陰線もしくは塔婆などの状態は割と見られる。直近では2019年9月から12月まで4連続陽線がある。(その後、2020年の2月からコロナの影響で大暴落している)

5MAは27500円、25MAが27750円付近となっている。金曜夜間の終値は28600円で、先週の高値は(日経平均の年初来高値更新でもあった)25760円であり、BB+1σの28700円を僅かに超え、頭を抑えられている状態だと言うのが認識できる。これ以上で推移が始まると月足レベルのブレイクにも繫がり、月足レベルのバンドウォークに入る可能性も否定できない。

2020年1月の高値が29370円、始値が28840円、2022年8月の高値が29230円となっており、先週の高値を抜けて推移するとこの辺りがターゲットになる。が、過去に何度も指摘しているが28150円付近以上では過去一年以上、陰線か上髭しかない事は頭に入れて置きたい。

いずれにせよ、ここらかどちらに動くにしても月足ボリンジャーバンドは過去にないくらい収縮しており、近い将来大きな波が来ることは間違いない。

■日経225先物 週足(期近)

75MAが27400円付近、25MAが27470円付近、5MAが28250円付近となっており週足レベルのパーフェクトオーダーになっており強い展開は当然である。ボリンジャーバンドも長い期間続いている平行レンジから、僅かに上昇に向かいつつあり、このまま強い展開が続けば週足BBのエクスパンド、月足のバンドウォークへ波及する展開もある。

但し、3月のSQ時に発生した上髭を全て登り切ったことから達成感、過熱感からいつ一旦反転してもおかしくは無いことは認識して置く時期。

BB+1σが28260円、5MAも同じレベルにあり、ここを下回り推移しないと売り有利の展開にはならない。

日足や下位足では28320円のラインが重要ラインとして意識されており、直近高値の28760円(28700円台附近の動き)→28600円~28500円の強いサポート帯→28320円(週足5MAがすぐその下にある)のそれぞれの重要ラインが見えてくる。

■日経225先物 日足(期近)

ここ4、5本の足は停滞しておりレンジ形成になりつつある感がある。月足、週足のボリンジャーバンドはかなり狭い状況だが、日足は過去を振り返ってもかなり広い状態で、これだけを見ればこのままグングンと上昇して行く形ではない事が分かり、上下で収縮を始めている事からも、日足レベルではどこかで一服が入ることは間違いないだろう。

5MAは28600円付近、BB+1σは28460円付近と先週見せた底堅い領域と重なる。やはり最低限この領域がレジスタンスにならないと下方向への動きは難しい事が分かる。RSIもダイバージェンス状態に既に入っている事にも注視したい。またこの日通しチャートだと分かり難いが日中チャート、現物チャートだと金曜日の足は綺麗な「塔婆」になっており、現在夜間の上昇で陽線になっている足が直近高値を超えられず下落した場合、この陽線を消してく展開は十分に考えられる。

いずれにせよ、週明けは直近高値の28760円(28700円台附近の動き)→28600円~28500円の強いサポート帯→28320円(週足5MAがすぐその下にある)をしっかり注視したい。

■日経225先物(日足チャート:日中)(期近)

窓が空いている価格帯は以下。(期近チャート基準含む)

29090円←→29170円
28790円←→28890円
28320円←→28210円
27850円←→27740円
27830円←→27710円(二空:下落時)
27780円←→27660円
26180円←→26170円
25220円←→25200円
24540円←→24390円(週足窓でもある)
23860円←→23850円
23530円←→23350円(日本が休場明けに空いた窓)

■日経VI 週足

■日経VI 日足

日経VIは既に終始レベルでも前回の底値付近で定着が始まっている。

■日経225先物(4時間足)

■日経225先物(1時間足)

■今度節目となり得る価格帯(期近基準)

29370円
(2020年1月の高値)

29200円付近
(昨年8/17の高値ライン)

29000円
(週足BB+2σ)

28840円
(2020年1月の始値)

28760円
(先週高値)

■28660円
(金曜夜間引け値)


28600円
(日足5MA付近)

28500円
(28600円、28500円がサポート帯の様になっており、28500円を割るとすぐに買い板が出てきて支え、28600円へ持って行くゾーン。下目線ではここが最低限レジスタンスになる必要がある。)

28440円
(先週木曜夜間で28500円を割った際の安値)

28320円
(28000円超え後に何度もサポートを受けている重要ライン。ここを割れれば売り有利になり28000円割れチャレンジに向かう。)

28200円
(28320円ラインを割れば売り有利になるが週足5MAが28250円付近に待ち構える)

28000円

27850円~27900円付近
(日足25MA付近。27700円をレンジブレイクして押し目を付けたライン。ここから28500円台まで一気に登った。28000円を割れ、ここを割れると完全に相場は反転すると思われるライン。27850円←→27740円の窓埋めあり。)

27700円付近
(月足25MA付近。今回の上昇が始まったレンジブレイクライン。27850円←→27740円の窓埋めあり。)

27500円付近
(月足5MA付近)

27400円付近
(上昇前のレンジ底値ライン付近。週足25MA、75MA付近。)


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