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エンターテイメントってすげぇのよ。

エンターテイメントってすげぇのよ。


舞台を見終わった後、家のドアを開けると同時くらいに母に伝えた。

先日、尊敬してやまない友達のパフォーマンスを見に行ったのだ。コモンビートというNPO法人が運営している100人でたった100日間で創り上げるミュージカルである。

■あらすじ
アメリカのNPO団体”Up with People“が2000年に製作した作品です。「異文化理解」がテーマで、物語のあらすじは以下のようになります。この作品をコモンビートで日本語化し、オリジナルの演出を加えて上演しています。コモンビートではこの作品のみを上演し続けており、全国各地の同じ歌を歌える仲間とつながり合うことができます。

舞台で描かれる「世界」は、様々な文化の特徴を持った四つの大陸で成り立っています。人々は互いに他の大陸の存在を知らずに、独自の文化に根ざした彩り豊かな歌や踊りを楽しんでいました。しかしあるとき、一人が他の大陸の存在に気が付いて…
文化やバックグラウンドが違っても、私たち人間は理解し合い、共存することができるのでしょうか。私たちをつなぐひとつの鼓動、「A COMMON BEAT」を見つけることはできるのでしょうか。

特定非営利活動(NPO)法人コモンビートのHPより

私は特にコモンビートに参加しているわけでもなく、団体と繋がりがあるわけでもない。(ので決して宣伝というわけではない)純粋に友達の輝いてる姿を見に行くのが楽しみでワクワクしながら会場に到着した。

ただ、最初の音楽が流れたタイミングからわけもわからず一人で号泣してしまった。彼や友達が歌って踊り輝く姿を見るたびに色んな感情が溢れ、また 泣いた。

それはエンターテイメントに対する羨望と嫉妬と憎悪と愛情だった。

ステージで輝く眩しい彼らをみて羨望を抱き、彼らのようにステージに立ち輝き賞賛を得たかったという嫉妬と、そんなことをもう望んではいけないという自身に対する言い訳と諦め。

そして何より父を奪った音楽に対する憎悪と 父と繋がる唯一の方法であり 世界中の子供達と繋がりをくれたエンターテイメントに対する愛。

そんな様々な感情を抱き 泣いた。久しぶりに心が震えたのだ。
本当に彼らの舞台を見れてよかった。こんな素敵な舞台に呼んでくれてありがとう。


まぁ沢山書いたけど、

やっぱエンターテイメントってすげぇのよ。


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