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BIGな兄と劣等感

私には3つ上の現在20歳のお兄ちゃんがいる。
世界で一番尊敬しているし、最も頼りにしている人だ。

大事な事を決める時は必ず相談しているし、
恋愛に関しても滅茶苦茶話す。

お互い性格は全然違う。
だからこそ兄の考えが必要だし、兄も私の考えが必要だと思う。(少しはそう思いたい)

昔から何でもできる人だった。
いくつか出してみるとこんな感じである。

・顔イケメン
(高校の時、校内イケメンランキング2位)
・高校の時バスケ部部長を務める
・滅茶苦茶優しい
・ストイック
・人脈広い
・企画力がある
・このコロナの時代で就職が難しい中でインターンを3つも掛け持ちしている。


これ以外にもすんごいところは沢山ある。
本当にすごい人なのだ。

兄はいつも冷静で、いつも論理的に考えられる。
対して、私は感情論になってしまい論理的なところがよく欠けている。

こんな感じで比べようと思ったらいくらでも出てくる(笑)

そんなBIGな兄を持つと困る事がある。
それは兄をどうしても意識してしまって比べてしまうことがある。


昔から憧れの人だったがいつからか、
比べて嫌な気持ちになる事が多くなっていた。
兄は出来るのに私は出来ない。
そんなことが沢山ある。
劣等感の固まりだった。

何かを成し遂げても酷い時は、
「こんなことお兄ちゃんだったら
もっと早くクオリティ高くできる。
どうして私はもっとできないんだ。」
こんな風に自己嫌悪になる事がよくあった。


ある日いつものように進路について
兄と話していた時に、
「お兄ちゃんはいいよねー。
いつも上手くいってるじゃん。
ひなはお兄ちゃんみたいに凄くなれない。」

と言ったら

兄は
「当たり前じゃん。3年先に生きてるんだもん。
まず比べる環境も相手も間違ってる。」
と言われた。

どういうこと?と思って話していると
劣等感がかなり解消されたので
よく他人と自分を比べて嫌になってしまう人
少しでも助けになればいいな、と思い紹介することにした。


1つ目 比べる環境を自分で選ぶ。
自分が得意な方向を生かせる環境を自ら選択する。どういうことか。

例えば兄の場合
自分(兄)は論理的に考えることが得意である。
企画などをやる際
感情を動かすのが得意な人達の中にいるとその分自分(兄)の論理的思考が生かされるし
必要とされる。
しかし、論理的な思考回路が得意な人たちの場所に行けば自分の価値は低くなるし、
比べても勝てないに決まっている。

このように
自分の得意なことが、周りの人たちは苦手としている環境に身を置くことで
比べる相手が確実に少なくなり、楽になるし自分の価値を見出すこともできる。


2つ目 比べる相手を選択する。
まず、年上と比べても勝てるはずがない。
自分より経験が多いのだから当たり前だ。
比べるとしたらその年上の人が自分と同じ年齢の時に何をしていたかで比べる。

当時の私にとっては、この2つを聞いた時衝撃だった。そういう風に考えればいいのか!
とすごく新しい発見だったしこんな考え方を出来る兄が改めてすごいなと思った。

この考え方を意識するようになってから
大分気持ちが楽になった。

普段から劣等感に悩んでいる人はこの考え方を少しでも意識してみてほしい。
もしかしたら少し楽になるかもしれない。

しつこいとは思うが兄は改めてすごいと思う。
こんな考え方はネットにも落ちていないし、
兄がいなければひたすら悲観的になっていた
と思う。

こんなBIGで優しい兄をもてて幸せだと感謝している。これからもお世話になりたい。


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