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バンコク十二日目の日記(気を失いそうになる雑貨屋と、寂しいからマンゴーの巻)

大量のシーツが故障中の洗濯機の上に積み上げられているのを見ながら、これを書いている。つまり、また洗濯機が空くのを待っている…!

この規模のゲストハウスで、宿の業務用の洗濯を宿泊客も使う洗濯機で行うことにちょっとぷりぷりしている。かれこれ6時間ほど洗濯機は占領されている…。
(年末年始だから、外部の洗濯業者さん?はお休みなのかな?←洗濯済っぽいシーツを届けに来てる人を見たことがある)

眠い。

洗濯機前のソファー居心地いいんだよね…。シーリングファンがしゅっしゅっていいながらまわってさ…。

洗濯はたぶん夜になんないとできないだろうな…。
(※夜になってもまだ洗濯機つかってます。By夜に続きを書いている私)

さて、コワーキングスペースが閉まっている間、何をしようか検討していて、今日はとりあえずプロンポン駅周辺の雑貨屋2軒に行ってみることにした。

行ってみたい観光スポットもたくさんあるんだけど、ここでたくさんお金を使わないようにしないといけないから…(なんせこの2ヶ月なんの仕事もしておらぬのだ…日々不安が募っている)、絞っていくことにしよう。

有名な三大寺院めぐりやアユタヤでの象乗りは、1月下旬に恋人が数日やってくるときに行う予定になっているので、それ以外にどこに行くか…。

バンコク博物館も行きたいし、エラワン美術館も行きたいんだけどなあ…。

とりあえず珍スポット好きとして、地獄寺は、絶対に行きたい。


(帰国直前に行くかも)

あとは、以下のブログで知った、ナイチンゲールオリンピック(←名前が良すぎる)とドラゴンタワーにも行きたいけど…ドラゴンタワーはいけない可能性が結構高いかなあ…。

雑貨屋の話に戻る。いろいろ調べていたら、サクさんのブログで徒歩圏内によさそうなお店があるのを発見したので、見るだけならお金もかからないしふらっと行くことにしたのであった。



私のスマホは外でインターネットが使えないので(楽天モバイルが海外SIMサービスを打ち切っちゃったので…)グーグルマップをダウンロードして、軽い装備で向かった。

こちらは、KOONというお店。

売り場が1階と2階にあって、1階には食器やキーホルダーなど、2階には少数民族による布製品などがある。

お店の中の写真は撮れないんだけど、私は特に食器が素敵なお店だと思った。繊細な細工のされている銀のカップや、ほどほどのゆるさの魚の絵がつけられている陶器のお皿など、私がお金持ちであれば絶対に買っていったであろう。

実は先に行ったのはこのお店じゃなくて、こちら。

Lofty Bambooというお店。

なんでわざわざ時系列をひっくりかえしているかというとね…。

このお店には…

もう…気を失うほどかわいいものがいっぱいあって…!

スカートもポーチもクッションカバーもブレスレットもかわいいものがいーーーっぱいあって…!

真面目な顔でいろんなものを手に取り、置き、手に取り、置き、としていた。 

私は、素敵な色合わせの柄物・刺繍物にめっぽう弱いの、一発でノックダウンされてしまった…。

オーナーさんなのかな?日本人と思しきしはつらつとした店員さんに、

「今ちょうどお客さんが途切れたところですから、どんどん試着してください!」

って声をかけてもらったんだけど、

こんなの…着たら買っちゃうの間違いないから…!

うおーーー

一回冷静になるために、意を決してお店を出ました。
あと、「自分のためにお土産買うって、よくわかんないなあ」と、前に一緒に旅行に行った人に言われたことを思い出すようにしました。
(※こう言われて私はすごく傷ついて根に持っていますが笑、買い過ぎにブレーキをかけるために…。

でもさー趣味にあんまり合わないお土産もらってもみんな嬉しくなくない?!こんな私のことを思い出してくれたんだなっていうのは嬉しいけど、せっかくこんな人間にお金使ってくれるだったらおいしいケーキとか買ってほしくない?(わがまま)私だったらこんなに確実に私を喜ばせられるんだよ?!)


ええ。買いますね。

ポーチは、絶対1個買います。

世界一周に着ていけそうじゃないからなあって迷っているけれど…
たぶんスカートも買ってしまうような気がします…。ああ…。

マーブルでね…めちゃかわいい模様のスカートがあったの…。

でも、1月からあなた無職だからね…。
そこは忘れないで…。

デザインセンターが再開したら、ちゃんと仕事づくりの活動をするんだよ…。

―――

あとはスマホのフィルターを使いながら、日の丸構図(的な)写真を撮ってぶらぶらして遊ぶ。

ここからは、「バレンシア」を使って撮ったやつ。懐かしい風合いになるフィルターが好きだ。

外国でときおり見かける、不思議なデザインの日本語フォントが好き。

外国だと、門?がこういう飾りデザインになってることが多くて、楽しい。レースみたいでかわいい。

奥の、完全に水色の壁が特に気になった。

不思議な外観だけど…なんの施設?

奥の、ぼさぼさに生えている花が面白いから撮ってみた。

写真を撮るのは楽しいんだけど、やっぱり空気がきれいじゃないから、長いこと外にいるとちょっと息苦しい感じがするな。

散歩の間、死んだネズミが横たわっているのや、足のない人が物乞いしているのを見た。

宿に帰ってきたら、唯一の話し相手の日本人の方がいなくなっている。チェックアウトしたんだ。宿とってないっていってたもんな…。でもまた、街中で会えそうな気はしている。

※その後、宿のキッチンで再会し、別の部屋にうつったと聞く。

朝さんざん騒いでいたスペイン語の集団も去り、部屋の人口は激減した。ほんとに一瞬だけ同棲していた元恋人のことについて考える。彼はドアを静かに閉めたりできなくて物音を立てまくってて私はそのたびにイライラしていたけれど、イライラされない環境が、きっと世界にはあるよ。元恋人のほうが私よりも海外経験はずっと豊富で、だから私が言うまでもないだろうけれど。

今日のごはん。

朝。

バナナ(9バーツ、約36円)。ハムとカニカマのランチパック(20バーツ、約80円)。黒ごま入り豆乳飲料(わ、これいくらだったかな、たぶん10バーツ?約40円)。

年始にバンコク在住の後輩に会うことになったんだけど、彼女はコンビニパンがあんまりおいしくないのがバンコクの残念なところだと言っていた。そんな彼女が唯一食べたというランチパック(勧められたわけではない笑)。やはり微妙。ハムがね…おいしくないのよ…。豆乳飲料のことはあんまり覚えていないが、普通だったと思う。

なぜかというと、朝食の席で、初対面同士っぽい人たちが英語で話していたから。私がよろしくないのは英語ができないことじゃなく、こういう場面で壁を作っちゃうことだよなあ。仕方ないが。できるだけ、会話している二人と離れて(話しかけられてもうまく話せる自信がないから)、急いで食べたのであった。

昼。

たまには違うところに行かないと、と思って、宿に向かうとおりと逆側にある、アロイちゃんというお店に行ってみる。

ところがどっこい、メニューが出てきたら「イムちゃん」って書いてあった!同室だった日本人の方が、イムちゃんもう一つあるとおっしゃっていたのはこれか!

私が通いまくっているイムちゃんとはどういう関係なのだろう?

練り物のライスヌードル。45バーツ(約180円)。
辛くないものは落ち着く。少し物足りなさはあるけれども…。

今日は飲んじゃうからね!と思ってココナツシェイクも買う。50バーツ(約200円)。昼ごはんよりも高い。おいしいけど、多い。でも、おいしい。ちょっと気持ちが救われる。2/3くらい飲んで、一旦宿の冷蔵庫へ。

30分の夕寝から覚めたらなんか突然寂しくなっちゃって、明日の朝ごはん用に買ってきたマンゴーを半分食べてしまった。すーごくおいしい!けれど、引き続き寂しい。南国フルーツでも勝てない、この寂しさよ。

夜。

昼と同じくイムちゃん別館へ。
イムちゃん本館(と私が勝手に思ってる)で一番好きな、汁ありのタイスキ(70バーツ、約280円)を頼んだら…

卵入ってた。

メニューのラインナップもほとんど同じで、味などもほとんど同じなのに…。

なんで微妙な差別化を図っているの…?笑

料理の出てくるスピードとか、店員さんの感じとか、清潔さの面で、私は本館が好き。

夜、洗濯機を待ちながらここまでかかった費用を計算し直していた。航空券や予防接種と合わせても、この一ヶ月にかかった費用は私の東京の生活費よりも安くなる見込み。

やっぱり東京の生活費は(私が節約しないからでもあるが)高すぎる。そのぶん給料も高いんだろうけど。

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