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謝罪の仕方から知った『自分の常識は他人の非常識』

何気なく動画見てたら「うぇええええ」って知見が広がってすっきりしたお話。
おすすめに上がっていたので、何気なく視聴。


人は4つのタイプに分けることができて、それぞれがこんな感じだよ的な内容の動画。

そこで紹介された視聴者エピソードがなるほどなーっておもしろかったので感じたことを以下、書いてみます。




親に対して、謝ると逆効果ってくらいますます怒らせてしまうことに悩んでいた視聴者さん。
もちろん非はこちらにある。
だけど、いつも謝罪した途端にさらに怒らせてしまうのでどうしてかわからず悩んでいた。

謝罪の仕方が雑だなんてことはなく、むしろ丁寧なほど。
同じことを繰り返さないよう、起こしてしまったことの原因と今後の改善をきちんと提案した上で謝罪を述べている。
なのに、と。



ここまで聞いた時点では、

・視聴者さんの口にしていることは真っ当だけど、親御さんを逆撫でするような態度や物言いを無自覚にとってしまっていた
・視聴者さんの日頃の態度がひどく、積もり積もったストレスが親御さんの怒りを爆発させていた

辺りがオチなんかなぁ思っていた。



視聴者さんのエピソードの続き。

謝罪の意思を伝えても逆効果で親をさらに怒らせてしまうことに悩むその視聴者さん。
そんな中、動画にあったタイプ別の謝罪の受け取り方を知り、親御さんのタイプに当てはまる謝罪を試みてみることに。
だけど視聴者さんには大きな不安があった。
なにせその謝罪の仕方っていうのが、

謝罪と共にお詫びの品を渡す


いや、そりゃ不安だわ。

非があることをしたら、また繰り返さないためにも何が原因にあって、今後どうするかを明確にすることが大切。
それすっ飛ばして、謝罪→「これ詫びの印っす!!」は相手に対して失礼だとしか思えない。
物で吊って、問題を誤魔化しているとしか思えない。
視聴者さんも同じ考えではあったけれど、半信半疑で実行する。
その結果、

謝罪が伝わるどころか、泣いて感動されました!


は?( ゚Д゚)


この一連のエピソードを聞いて、え? なんで? におしくらまんじゅうされながらも動画内容を咀嚼していたら、

あー! そういうことか!

ってすっきり納得できて視野広がった。
全然わかんなかったクイズの答えが突然出てきたようなすっきりさだった。


悪いことをした→今後やらないようにするためにこれからどうするか=謝罪

何が悪くてこれからどうするか。
自分で考えて言葉にしなさい、と。
そう教わって育ってきたからそれが普通常識だと思ってた。
人類全般の共通認識だと信じて疑ってなかった。

だけど、この親御さんのようなタイプの方にとっては、

悪いことをした→誠意を、具体的に示すこと=謝罪

親御さんにとって謝罪で重んじることはなにをするかという点。
過去、今、未来。
この中で一番に重要視するのがだということ。

この瞬間を大事にしている人が、

「今回起きたことは原因が、こうこうこうで〜」
「今後起こさないためにこうこうこうします〜」

なんて聞かされたらどうだ。


は? 悪いって思ってるなら、ごちゃごちゃ言ってないでその穴埋めを今すぐするのが普通でしょ?


なるほどなー、って目から鱗でございました。

を大事にしてる人からしたら、「これからはこうします」なんて未来の話。

未来を大切にしてる人が『物で釣って誤魔化すなんて相手に失礼』と思うように。

『今すぐ結果の出ないことを口にしてその場を終わらせようとするなんて相手に失礼』ってを大切にしている人は思ってたわけで。

それは食い違いますわねー、って感心した。

謝罪=繰り返さないための提案をする、が普通であり社会の常識だと信じて疑ってなかったけど、それは勝手な自分の思い込みで。
ここまで自分が一つの考え方に対して、人類全般の共通認識みたいに思い込んでたことにびっくりしてしまった。

それはそれとして、いろんな価値観の人がいるんだから謝罪に関しては、『これから』の提案をしつつお詫びの品を献上するのが、なんだかんだで丸いような気もした。
両方やったらいいんだ。



よく言われる『自分が嫌なことは人にしないように』も、本質は「人になんかする時、相手がそれされてどう感じるか一旦考えような? な?」だと解釈してるので、言葉通りに受け取って「自分は別に嫌じゃないし、大丈夫でしょ」の危うさをより深く理解できた気がする。


自分の常識は他人の非常識、とは言うけれど。
重んじている方針や価値観が違えばそれはそうだよなぁって、良い気づきになったのでした。

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