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心の故郷

2年ぶりくらいに阿蘇に行ってきました。

杵島岳から。草千里が一望できる。

これはちょっと加工してます。シックな感じで。

実はこの場所、この角度だけではなく周りを見たら360°阿蘇を見下ろせるようなところになってます。まじで圧巻です。
多少登る必要はありますが、火口に行くよりよっぽどいいと思いますよ。

2年前に休みを取って阿蘇に行き、この景色を見たときにけっこう価値観が変わったのを覚えています。
世界って小せえなって思いました。こんな小さな世界の片隅で自分は生きているのかと。
そして同時に、世界ってデカいなとも思いました。自分という存在はめちゃくちゃデカい世界のなかで塵以下の存在なんだなと。

どちらも、自分ってめちゃくちゃ小さな存在なんだなということです。こんな小さな存在のくせして何を大層に悩んだりしてるのかなとかって思いました。

仕事に戻ったら、自分の存在価値がよくわからなくなりました。
「これって俺じゃなくてもできるじゃん」
所詮自分はいち労働者で、会社が金を稼ぐための歯車に過ぎないんだなと。

ちょうどその頃うちの会社では売上や成果の数値化と治療のマニュアル化がどんどん進められていました。マニュアル化されるとまじで面白くないんですよね。過去にもマニュアルに噛みつくような記事も書きましたが。
マニュアルがあるような仕事が得意で好きという方もいるかと思います。僕にはマニュアルが合わないな、ということ。

自分は自分というスタイルを諦めたくないのです。歯車になるのは嫌なんです。自分はそういう人間だということに、2年前に気がついたんですね。
ちょうどその1年後に鍼灸の資格を取ろうと決意をしました。
阿蘇での体験が鍼灸資格取得に直接結びついたというわけではないとは思いますが・・・
でも阿蘇は、そういう意味では、今の僕の「心の故郷」みたいなものです。

今回は兄と甥っ子と3人で登ったのですが、風が凄まじくみんなでギャーギャー言ってましたので、ゆっくり物思いにふけるような時間もなく降りてきてしまいました。
心の故郷は一人で訪れた方がゆっくりできて良さそうですね。

みなさんには、心の故郷はありますか?


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