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something great

生理学を習ってると、人体の仕組みが凄すぎて驚くことばかりです。
教科書には当たり前のことの様に書いてあるのですが、冷静に考えるとヤバいよなということばかりです。
いわゆるサムシンググレートの存在を信じるしかないという気持ちになってきます。

例えば幹細胞ってやつ。何にでもなれる細胞です。肺にもなれる、心臓にもなれる、眼球にもなれる、皮膚にもなれる。
何にでもなれるってどういうこと?日常の僕らの目の前にあって、何にでもなれるものってまず無いですよね。
僕たちも最初は1個の細胞から始まったわけです。それが気がついたら多くの器官を備えた統一体として存在しているという神秘的な現象。

放っておいたら、全く別のものになってたりする。なんか観察するまで決まらない量子力学にも通じるような気がしてきますね。

著名な科学者も考えたのです。どうやってそんなものが自然に出来上がったのかと。
そしてでた結論が、『サムシンググレート』です。『偉大なる何者か』、一言で言えば『神』でしょうね。

宇宙飛行士は宇宙でしばしば神秘的な現象を目にするそうです。宇宙飛行士には無神論者が多いそうなのですが、宇宙から地球に帰ってくると教会にお祈りに行く人もちらほらいるとか…

宇宙は遥か彼方にあり謎に包まれています。
一方で、一番身近であるはずのこの体も実は謎だらけなのです。東洋医学では人体を小宇宙とも表現します。
小宇宙なので、そこには神秘的な現象があってサムシンググレートの存在を否定し得ない。
僕らはそんな小宇宙を治療しないといけない。

ゴッドハンドなんて異名を持つ先生もいますが、治してやろうというスタンスはあまりにも傲慢な気がします。
治るのは本人の体で、僕たち整体や鍼灸をする先生は本人が治るお手伝いをするのですね。
治りやすい状態にしてあげれば、あとはサムシンググレートが何とかしてくれます。治療をする先生はそれくらいのスタンスでいるのが肝要だと僕は思います。

そして、患者さんにもサムシンググレートの存在に気がついてもらうこと、これも大事だなと感じます。
治療を受けに来る患者さんは、受動的な方が多いのです。「先生、何とかして」というように。
それ自体は先生としては嬉しいのですが、本当はみな素晴らしい力をサムシンググレートから与えられているはずです。
その力を目覚めさせるのも眠らせるのもその人次第なのです。

なんか宗教みたいな表現になりましたが、これが僕の哲学です。
ゴッドハンドになろうなんて気はさらさらありません。
その人の自然治癒力を最大限に引き出す。そんな鍼灸師になりたいと思います。

サムシンググレート教の布教もしていこうかしら。。。

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