飄々

昨日患者さんから「先生は飄々としているという表現がピッタリな人ですね」と言われました。過去にも会社のお偉いさんから、（さほど話したこともないのに）「彼は飄々としてるね」と言われたことがあります。

どうやら僕は飄々としているようです。
飄々を辞書で引くと、

(1)風にふかれてひるがえるさま
(2)ぶらぶらとあてでもなくさまようさま
(3)性格・態度が世俗を超越していてとらえどころのないさま

三省堂・大辞林（第三版）

なんかネガティブな感じがしないか？笑
しかしこの飄々という言葉、実際の人を指して使う場合は、「社会的基準を逸脱せずに、それでいて自由に生きている」といったポジティブなイメージを持たれることが多いのだとか。
ネットで調べてみるといい事がけっこう書いてあったので何だか嬉しくなりました。

飄々とした人の特徴は、「執着しない」「取り繕わない」「気負いがない」「見栄をはらない」「他人と比較しない」「動じない」などなど。
確かに自分に当てはまる気がする。

note毎日投稿も執着せずに止めました（大変だったから止めたのでは？笑）
自分を変に取り繕ったり、見栄をはったりもあんまりしません。自虐ネタが一番ウケると思っているので。
気負いってのは全くしませんね。上手くできたら自分のおかげ、上手くできなかったら周りや環境のせいにしてしまいましょう。気持ちが楽になりますよ。
他人との比較もあまりしません。自分大好き！
動じないというのも昔からよく言われます。安定感がある。大学で一緒に課題している友人からは、追い込まれても僕が「なんとかなる」って言ってたから安心できたと言ってくれました。

ただし、マイペースで協調性にかけるというところが欠点でもあるようです。僕はかなりのほほんとしているので、きちんとやりたい人から見ると「何のんびりやってんだよ」とイライラしてくるかもしれませんね。
実際仕事が間に合わないこともちらほら。まあそれもあまり気にしてはいませんが。致命的にならない範囲でちゃんとこなしていますので。

正直なところ、こんな飄々としたまま年を取っていってもいいのかな？と少し不安になったことも過去にはあります。僕を指導してくださっていた方はとてもできた先生で、立ち振舞もピシッとしていて人望も厚い先生でした。
僕は飄々としていますから、どうしてもピシッとした感じを出せなくて、人望も大して無いし、それを引け目に感じることもよくあったのです。

でも昨日その患者さんに上のようなことを言ったら、「それが先生の良いところなんじゃないですか。そのままでいいですよ」と言ってもらえました。
とてもありがたいお言葉ですね。心が軽くなりました。

飄々と人を幸せにできるような先生になりたいと思います。頑張ります。