見出し画像

THE COPY TRAVELERSによる仮囲い作品、掲出スタート!

THE COPY TRAVELERSによる新作『THE COPY TRAVELERSの22色の空飛ぶ絨毯』が有楽町・新東京ビルの仮囲いに掲出されました。

仲通りの様子

THE COPY TRAVELERS(通称コピトラ)は写真や印刷物など、それぞれが集めたイメージを、コピー機やスキャナ、カメラといったツールを用いて組み合わせるなど、多様な試みによって「複製」や「コラージュ」という手法の可能性を探る、加納俊輔、迫鉄平、上田良の3名からなるアーティスト・ユニット。
 
コピトラは今回のプロジェクトに際して、2022年9月からYAU STUDIOに制作スペースを構え、有楽町を中心とした都市にまつわる古地図、古雑誌、印刷物などを収集し作品制作をおこなってきました。

YAU STUDIOのコピトラ制作スペース

コピトラによる本プロジェクトの解説はこちらです。

「THE COPY TRAVELERSの22色の空飛ぶ絨毯」について

2022年の9月から有楽町YAU STUDIOでの滞在制作がスタートしました。 THE COPY TRAVELERSの制作はいつもあらゆるイメージを机の上に散乱させるところからスタートします。メンバーそれぞれが持ち寄ったモチーフの数々、素材、雑誌や写真集といった印刷物などを目の前に置き、それらを切る、貼る、描く、コピーをするといった作業から始まり、とにかくその作業を繰り返していきます。いつの間にか、目の前にあったそれらのイメージは当初の在り方とは全く違うものとして立ち上がってくる時があり、対峙し反応し吟味する時間を3人で共有します。

様々な方向に散乱し作り出されたイメージの数々、その状態を呈示することができないかと考え、深夜のYAU STUDIO内の至る所に色紙を配置し、その紙の上にこれまでに生成したイメージを即興的に組み上げました。瞬間的に建設され、目を離すと崩れるようなイメージの建築を、建ち上がった瞬間、崩れ落ちてしまう前に素早く撮影しました。その後、撮影したデータを印刷し、さらにコピー機でスキャニングしていく過程を経て、22色の絨毯は暗闇から空に向かって、様々なものの混在を乗せてゆらりゆらりと飛び立って行きました。

約半年間の制作期間を経て発表された、全長70mに及ぶ新作「THE COPY TRAVELERSの22色の空飛ぶ絨毯」を是非ご覧ください。


THE COPY TRAVELERSの22色の空飛ぶ絨毯

主催:三菱地所株式会社
協力:有楽町アートアーバニズム(YAU)
企画:TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT

THE COPY TRAVELERS
https://www.instagram.com/the_copy_travelers/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?