見出し画像

コンシェルジュ紹介【誰とでも心の垣根を作らず、人間味溢れる人柄。思わず話を聞いてもらいたくなる存在、田中水美】

YourConciergeのコンシェルジュってどんな人?

ーコンシェルジュってどんな人たちなんですか?
ー資格とか持ってるの?
ーどういう基準で採用しているんですか?

そんな質問をよく受けるのは、
このサービスがコンシェルジュという「人」のクオリティによるところが大きく、それが最大のウリの一つでもあるからかもしれません。

コンシェルジュは多様なバックグラウンドを持ち、
傾聴力とホスピタリティーに長けてはいるけれど何も特別な才能や
特殊な能力を持っているわけではありません。
「ちょっと素敵だな」という普通の人たち、という表現が当てはまるでしょうか。
身の回りにこんな人がいて、話を聞けたり相談できたらいいなと
思ってもらえる「人寄せオーラ」は持っていたいと思っています。

コンシェルジュをより知っていただきたいという思いで始めた、
TPOのコンシェルジュをインタビュー形式でお伝えする第4弾。今回は人生経験豊富な田中水美が登場です。

スクリーンショット 2021-06-23 20.21.55

介護は不安と背中合わせ。丁寧にお話を伺います。

自身も仕事をしながら子育て、介護の経験を通して様々な葛藤を抱えてきた田中水美。コピーライターや学校司書、介護施設での仕事など人生経験も豊富な田中ですが、いつも人の気持ちに寄り添うことを大切に、日々ご依頼者様からの相談にお答えしています。


画像2


ーコンシェルジュに寄せられる質問、依頼はどんな内容ですか?またそのようなご依頼を受け、田中さんご自身が感じることは?

相談は幅広いです。子育てから介護、ギフトを探して欲しいなど。ただ、ご相談内容をそのまま受け取るのではなく、その裏側には必ずストーリーがあると思うので、そこを汲み取るのが大切だと思っています。例えば、親へのプレゼントを探して欲しいというご相談の場合、「今までできていなかった親孝行がしたい」という気持ち、奥様へのプレゼントであれば「最近口数の少ない妻を元気付けたい」という思いが隠れていることがあるんです。

それぞれのストーリーが見えてくると、一つ一つやりがいがあります。こちらからのご提案に満足し、その後何度もコンシェルジュデスクにお立ち寄りくださる方もいらっしゃいます。ご相談者のみなさんが友人でも同僚でもないコンシェルジュに安心感を感じてお話しをすることで、ちょっとした不安や気がかりなことを解消してくださっていると感じます。

ーコンシェルジュという職業を選んだのはなぜですか?たくさんの経歴をお持ちですが、仕事の中でこれまでの経験が生かされていると感じることはありますか?

大いにあります。
もともと何事にも一生懸命取り組むタイプで、人に喜んでもらうことが好きなんです。コンシェルジュという仕事を選んだ理由もそれが根底にあります。

自分自身、仕事をしながら子育ても介護も経験してきて、その時は目の前のことをこなすのに日々精一杯でした。その中で子どもに対しての言葉かけや認知症の母への態度に反省ばかり。

ある時、母がゴミを次から次へと集めてきたんですね。部屋中がゴミだらけになってしまって。認知症の症状がどんどん進行していく、そんな母を目の当たりにして、受け入れがたい気持ちが優先してしまい「何やってるの!」なんて言ってしまったことも。でも一方で、昼夜逆転して眠れない母に読み聞かせをしたり、童謡を一緒に歌ったり、塗り絵をしたりもしていました。後からああすればよかったと思うこともあるけれど、今になって振り返るとそんな時間を過ごしていたことが懐かしく思えます。

一生懸命向き合っていればきっといいことがある。人生の中で、失敗や間違いということは無いと今なら言えます。同じような経験をされている方に、そういう安心感を伝えられたらいいなと思います。

ーコンシェルジュという仕事をしていて良かったと実感する時はどんな時ですか?

お客様のご相談に対し返信をして2〜3ヶ月時間が経った頃、再度お客様からお返事をいただくことがあります。「体調が良くなりました」、「教えていただいた病院へ行ってきました」、「介護をしていた母が亡くなりました。あの時話を聞いていただいたおかげで介護を全うすることができました」など。きっとその方にとっては人生のターニングポイントだったのだと思います。そんなプライベートなご報告をいただけると、心がほっと温かくなりますね。

ー多忙な毎日の中、依頼をする時間もなかなか取れない方も多いと思うのですが、そのような方々にお伝えしたいことはありますか。

ぜひ、依頼や相談だと身構えず、数分でもとりあえず気楽にお話に来ていただきたいです。人に相談することもない、公私ははっきりしているので必要ない、とおっしゃる方もいらっしゃると思うのですが、決して私たちコンシェルジュはHOW TO を教えたり、こうした方がいいですよ、とは言わないんです。プロのコンシェルジュとして、その方に寄り添いながら、情報やアイディアを提供し、その方の思いや行動をそっと後押しする、という感じに近いでしょうか。行きつけのお店のママさんや昔近所にいた第三者的な人、親戚のおばさんというような感覚で、そういう人が会社にいてくれて、話を聞いてくれるんだなと感じてもらえたら嬉しいです。

ーこれからの人生の夢を教えてください。

ずばり二拠点生活。今の住まいと軽井沢あたりを行ったり来たりしながらの二拠点生活ができたらいいなあ、と。旅行ではなく、普段から自分の生活範囲が広くなるのがいいと思って。オンラインで仕事をして、大好きな自然や緑に囲まれて、犬と一緒に過ごす。そこで新たに地域のコミュニティを作れたらいいですね。

<インタビュー/聞き手:コンシェルジュAki Tajima>

お困りごと解決だけではない、人の魅力に触れることで心を癒せる、
そんなサービスをこれからも目指していきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?