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  子どもにあゆみを書いてもらって、チャットGPTに分析してもらった。


 終業式まで児童のあゆみを書くのを頑張っていました。

 その裏で児童にこんなお願いをしていました。


 「先生も成長したいから、先生にもあゆみを書いてほしいんです。基本書方は自由で、条件は一つだけ。”△を必ず3つ以上つけることです。」

 意図は大きく二つ。

 一つ目は「あゆみ(評価)を書く先生の思いに気づいてもらうため」です。

 評価って、賞賛・否定と捉えがちです。ですが、書いている側はそんなつもりではありませんよね。良いところを伸ばしてもっと成長してほしい。課題を改善してもっと成長してほしい。こんな思いをもって評価しているんだよってことに気づいてもらうためです。

 あゆみを書くことで、評価する側の意図がわかるかなと思い、このような実践をしてみました。


 二つ目は(こっちが本命)、自分の成長に繋げるためです。

 教師の仕事をしていて気づいたのですが、教師ってフィードバックを受ける機会ってほぼないんです。あったとしても研究授業をした時や管理職とのミーティングの時だけです。

 だから、客観的な自己評価をするのが難しく、なかなか効果的な改善につながらないことがありました。

 なので、客観的なフィードバックを受けるために、子供に協力してもらい、「先生のあゆみ」を書いてもらいました。



 そして一昨日、あゆみを渡すのと同時に子供からのあゆみを受け取ってきました。

 あゆみの内容はとても面白く、自分の課題がよくわかりました。中には目を瞑りたくなるような内容もありましたが、真摯に受け止めていこうと思います。


 さらに評価の客観性を高めるために、あゆみの内容をWordファイルにまとめ、チャットGPTに分析してもらうことにしました。

 それによってわかった僕の強み、そして課題は以下のようになりました(※実際のやり取りは記事の最後につけておきます。)

◯強み
 1 授業の面白さ
 2 優しさと理解力
 3 教授法の革新と多様性

◯弱み
 1 指示の明確性
 2 居心地の良い教室環境の不足
 3 規律と厳格さのバランス

 強みに関しては僕が意識的に頑張ってきたことなので、結果がしっかり出てくれたのかなって思います。これからも継続的に続けていこうと思います。

 そして弱み3については、本当に妥当な結果だと思っています。自分がここから逃げていたのも自覚しています。そして逃げているだけでなく根本的な原因にも気付きました。「厳しくする方法を知らない」ことです。どうしたら効果的に厳しく接することができるのか知らないのです。

 子供に厳しくするための書籍などあったら教えて欲しいなって思います!!

 そして・・・1と2については結構ショックな結果でした。かなり意識していたからです。

 1指示のわかりやすさについては、向山さんの実践をもとに主意説明、一時一事、簡明にということを意識してきたつもりでした。まだまだ改善が必要ということですね!頑張ります!

 2については・・・僕は勝手に「居心地の良いクラスだなあ」って思ってました・・・。そう思っていない児童が意外にもいたのです。

 だからこそ、この通知表を書いてもらってよかったです!勝手に勘違いしたまま終わるところでした。

 原因を探っていきましょう。

 「規律と厳格さのバランスが取れていない」「教室環境の汚さ」

 これでしかないと思います。後者は途中から僕もめんどくさくなってなあなあにしてました・・・。

 全部自分が巻いたタネですね・・・。



 チャットGPTによる自分の課題の分析、ぜひやってみてください!!


<やり取り1>

 今から、児童がある教員に書いた通知表を送ります。彼がどんな教員なのかを分析してください。なお、「必ず△を3つつける」という条件のもと通知表を作成せしてもらいました。

 承知しました。児童がその教員に対して書いた通知表をお送りください。その内容から、教員の特徴や能力、改善点などを分析します。

(ファイルを送る)

 児童から提供された「先生の通知表」は、その教員のパフォーマンス、強み、そして改善が必要な領域について、多面的かつ洞察に富む視点を提供しています。

強み

•	授業の取り組みと多様性: 教員は、授業を魅力的で多様にすることに優れており、教授方法、レッスンの理解しやすさ、自己および生徒の成長促進の点で高い評価を受けています。
•	アプローチ可能性と公平性: 多くの生徒が、教員のアプローチ可能性、公平性、そして生徒の話を聞く能力を評価しています。また、教室の雰囲気を楽しいものにしていることも評価されています。
•	革新性と努力: 新しい教授法を試み、自己成長を目指す努力が評価されています。これは、教育へのプロフェッショナルな取り組みと、生徒の学習体験を改善しようとする姿勢を示しています。

改善が必要な領域

•	コミュニケーションと指導の明確性: 生徒からの指摘によると、指示の明確化や生徒とのより積極的なコミュニケーションが改善点として挙げられています。
•	規律と厳格さ: 教室の規律を向上させ、学習効率を高めるために、より厳格な姿勢が有効であるとの意見があります。具体的には、三度目ではなく二度目の出来事から対処する、ルールをより明確に示すことなどが提案されています。
•	より快適な教室環境の作成: 一部の生徒は教室が快適な空間であると感じていますが、改善の余地があると指摘しています。全ての生徒にとってポジティブな環境を作ることに、より注力することが提案されています。

総合分析

この教員は、授業を魅力的にする方法、公平性、革新的で成長を目指す努力において高く評価されています。しかし、コミュニケーションの明確性を高め、規律をより効果的に施行し、全生徒にとって快適な教室を確保することで、学習環境をさらに向上させる機会があります。生徒からの様々なフィードバックは、生徒の経験の多様性を強調し、様々な教授面でのバランスを取る重要性を浮き彫りにしています。

児童からの評価を分析すると、この教員の指導には明確な強みと改善点が見られます。

強み:

•	授業の面白さ: 複数の児童から面白い授業をしていると高く評価されています 。
•	優しさと理解力: 児童は教員の優しさや理解力を高く評価しており、これは学習環境における安心感と信頼関係構築に寄与しています 。
•	授業の方法の多さ: 新しい学習方法の導入や多様な授業手法の使用が認められており、これによって学習の興味やモチベーションを高めています 。

改善点:

•	指示のわかりやすさ: いくつかの児童から指示がわかりにくいとの指摘があり、これは授業の進行における明確性や効率性を高めることで改善可能です 。
•	居心地の良い空間の作成: 「居心地の良い空間を作れているか」で低い評価を受けており、クラスの雰囲気や学習環境の改善が求められています 。
•	厳しさと規律: 「厳しさ」に対する評価が低く、適切な規律や期待の設定を通じて学習環境をさらに向上させる必要があります 。

分析からの洞察:

この教員は児童との良好な関係を築いており、学習を面白く感じさせる能力があります。しかし、より効果的な学習環境を提供するためには、授業の指示を明確にし、居心地の良い空間を確保し、必要に応じて厳しさをもって指導するバランスが重要です。これらの改善点に着目し、既存の強みを活かしながら、教育実践をさらに発展させることが期待されます。




※ これ以外にもやり取りを何回かしましたが、大体同じ結果でした。


<やり取り2>


 これは何ですか?

 このファイルを見てみましょう。少々お待ちください。

 ファイル「先生の通知表.docx」は、児童からの先生への評価が記載された文書のようです。この文書には複数の児童が、先生の様々な側面について評価しており、評価の指標は「算数」「国語」「授業のわかりやすさ」「授業の面白さ」「指示のわかりやすさ」など、教科や教育方法に関連するものから、「優しさ」「コミュニケーション能力」「居心地の良い空間を作れているか」など、対人関係やクラス環境に関わるものまで多岐にわたります。評価は「◎ 大変良い」「○ 良い」「△ 頑張ってください」の三段階で行われています。

文書には、児童の感想や先生への具体的なアドバイスも含まれており、「居心地の良い空間を作れているか」「理解する力」などの項目については、改善の余地があると指摘されています。一方で、「面白さ」「アイディアの出し方」など、高い評価を受けている項目もあります。

全体として、この文書は先生の教育方法やクラス運営に対する児童の率直な意見や感想が集められたもので、教育の質を向上させるためのフィードバックとして機能しているようです。

なるほど。ではこのデータを詳細に分析して、彼の先生力向上へと繋げていきましょう。見通しを伝えます。1. 通知表のより厳密な分析
2. 強み因子・弱み因子の抽出
3. 教師力レーダーチャートの作成(100点満点)
4. 教師力向上のためのアクションプランの考案
です。彼が成長するために協力をお願いします。


評価記号の出現回数を全体的に集計した結果、以下の通りです:

•	大変良い(◎): 123回
•	良い(○): 65回
•	頑張ってください(△): 99回

このデータから、全体として「大変良い」評価が最も多く、「良い」評価が最も少ないことが分かります。これは、教師のパフォーマンスにおいて特に優れている領域が多いことを示していますが、一方で「頑張ってください」という評価も少なくないため、改善の余地がある領域も存在することを示唆しています。

次のステップ、強み因子と弱み因子の抽出に進む前に、各評価指標ごとの分布についてもう少し詳細に分析する必要があります。しかし、先のエラーで具体的な評価指標の分析が困難となったため、一般的な分析結果に基づいて強みと弱みを推測し、教師力レーダーチャートの作成とアクションプランの考案に進むことにしましょう。レーダーチャート作成のために、評価の基準となる指標を選定しましょう。代表的な指標としては、授業のわかりやすさ、授業の面白さ、指示のわかりやすさ、コミュニケーション能力、学生の成長への貢献などが挙げられます。これらの指標を使用してレーダーチャートを作成してみますか?




(中略)



今までの分析結果を踏まえ、この教師の「強み」と「課題」を以下にまとめ、今後の成長に繋げるガイドラインを提案します。

強み

1.	授業の面白さ:
•	生徒が授業内容に強く興味を持っており、教師が生徒の学習意欲を高める能力が高い。
2.	学生の成長への貢献:
•	教師が生徒の自己成長に寄与しており、生徒の学習過程において肯定的な影響を与えている。
3.	コミュニケーション能力:
•	生徒との積極的なコミュニケーションを図り、理解や共感を示している。

課題

1.	指示のわかりやすさ:
•	指示の伝達方法に改善の余地があり、より明確かつ簡潔に伝えることが求められる。
2.	クラスの居心地の良さ:
•	クラス環境における居心地の良さをさらに高めるために、教師自身の意見をもっと積極的に表明し、生徒の意見を取り入れる必要がある。
3.	適切な厳しさと規律の維持:
•	クラス運営において、適切な厳しさを持って規律を維持する方法を見つける必要があります。

今後の成長に繋げるガイドライン

•	指示のクリアさを強化する: 具体的な事例やビジュアルを用いて、指示を明確にし、生徒にとって理解しやすい形で伝える。
•	クラスの居心地を向上させる: 定期的にクラスミーティングを開催し、生徒の意見や感想を積極的に聞き出す。それに基づいてクラス環境を改善する。
•	バランスの取れた厳しさを実践する: 生徒との信頼関係を保ちつつ、必要に応じて厳しさをもって対応する。規律違反には一貫した対応をとり、生徒が期待される行動を理解できるようにする。
•	コミュニケーションスキルの向上: 生徒一人ひとりとの関係を深めるために、個別のフィードバック時間を設ける。また、授業外での相談時間を提供し、生徒が自由に意見を述べられる環境を作る。

これらの強みをさらに伸ばし、課題に対処することで、教師はより効果的な教育者として成長し、生徒にとってさらに有意義な学習体験を提供できるようになるでしょう。


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