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僕の人生。なんやかんや上手くいっているのかもしれない。








 急にどうしたって感じでしょうが、



 僕の人生、なんやかんや上手くいっているのかもなぁって感じます。



 時には自分のことが信じられなくなったり、将来に絶望したりすることもあります。なんならそんな時間の方が長いです。でも、長い目で見たら上手くいっていると思います。


 この根拠のなさそうな感覚をもつに至った経緯を話させてください。そのために、僕の短い人生を大きく2パートに分けてみます。「学生編」と「社会人編」です。どちらのパートにも何か一本の道のようなものがあり、さこに引き付けられているような気がするんです。

 「学生編」のスタートは小学校一年生の頃。当時の担任に

 「小学校の先生に向いている」

 そう言われ、それから小学校の先生になることを意識し始めました。挫折も不運も寄り道もたくさん経験しましたが、最終的には「小学校の教員になる」という道に戻ってきて、小学校の教員になりました。



 次に「社会人編」です。こっちは超長くなります。


 「社会人編」のスタートはどこだったでしょうか??「学生編」の道のゴールである「小学校教員になる」というゴールテープを切ってしまった後でしたから、なんとなく宙ぶらりんな状態が続いていたように思います。

 ただ漠然と思いはありました。「学校教育は変化しなくてはいけない」という思いです。そう思った根拠は色々ありますが、最も簡潔に表すとするならば「多くの日本人はこのままじゃ幸せになれない(独善的ですね・・・)」と思ったからです。このように思った理由は、

 「今の日本には言葉にできないような閉塞感が渦巻いている。もっと明るく、開放的な社会にできないものか。じゃあなぜこのようになってしまったのか。経済的豊かさを失ったからだ。じゃあなぜ経済的豊かさを失ったのか。盛者必衰の理があるからだ。そして、経済的豊さとそれに付随するもの(競争、能力等)以外で豊かになるための価値観が浸透していないから、閉塞感が渦巻いているのだ。」

 「なぜ経済的豊かさを失ったのか。他のアプローチを考えてみよう。日本の企業のスタイルであった高品質なものを大量にというスタイルが世界の需要の変化により通用しなくなったからだ。そして、日本がこのスタイルを支える基本的な価値観からなかなか抜け出せずにいたから、経済的豊かさを失って閉塞感が渦巻いているのだ。」

 「どちらの理由にせよ、基本的な価値観みたいなものが変化しないからだ。価値観が変わらないのはなぜだ。日本人の多くが通う、学校が変わらないからだ。だから、学校はこのままじゃダメだ。」


 という大雑把な論法がその理由です。

そして、日本が明るくなるためには一人一人の個性が認められて、輝き、それらが組み合わさって大きなパワーを発揮する「アベンジャーズみたいな社会」になる必要があり、小学校でもそのような社会を作っていかないといけないと考えました。

 このような考えから、「学校教育は変化しなくてはいけない」と思っていて、それ故に「学校教育を変えていきたい」という畏れ多い思いをもっていました。



 話を戻しますね。

 僕の「社会人編」のスタートは「学生編」のように明確なスタートがあったわけではなく、徐々に徐々にぬるっと始まったように思います。

 ゴールも「小学校の先生になる!」というような明確なものではなく、「なんとなく新たな教育方法を作っていけるような道に行きたいなあ」っていう漠然なものがあるだけでした。

 とはいえ、漠然であろうとも、ゴールはゴールです。僕は「新しい教育を作ってみたい」という意識をどこかにもっていて行動し続けていました。

 基本も何も知らないくせにそんなことをしたらどうなるか・・・。目に見えていますよね・・・。失敗だらけでした。

 僕がもつ学級の児童は全然成長しないし、同僚や管理職には迷惑かけまくるしで、「教員に自分は向いていないんだ・・・」と何度も思いました。

 それでも周りの人は僕を支えてくれて、「新しい教育を作ってみたい」という思いを捨てることなく、先生を続けることができています。


 そして今年度、管理職から「市の研究員はどう?」とお声をかけていただきました。

僕は面白そうだと思って、やらせていただくことにしました。

第一回の集まりが先週あり、そこで研究員の役割について説明がありました。

研究員の役割はこれからスタンダードになっていく教育方法(伏線型授業や自由進度学習)の研究を行い、実践していくことだそうです。まさしく、新たな教育方法をつくる場です。この時僕は、


「あ、、、なんやかんや僕の人生うまくいっているかもしれない」


と感じました。


「新しい教育を作っていきたい。そういう道に進みたい。」という漠然とした思いがあって、その思いに従って行動し続けた結果、本当に新しい教育をつくっていく機会を得られたのです。

しかも研究内容は自由進度学習などの伏線型授業。「アベンジャーズのような社会」を築くためには必須だと考え、昨年から個人的に研究していたテーマです。

さらにさらに、研究員にはお給料もでるとのこと。「好きなことでお金を稼ぐことができる」という自分にとって最高の環境に引きつけられることができました。


多分これは、僕のゴールへの第一歩です!今後もうまくいかないことばかりでしょうが、頑張ってみたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました😊

 





余談というか、本音ですが


僕はずっと学校教育における、自分という存在の価値について疑心暗鬼でした。

即戦力となって活躍する若い先生方を見て「自分みたいな人は求められていないのかなぁ、、、」と思ってました。

でも、そうじゃなかった。僕みたいな人間にも役割があったのかもしれません。自分を諦めなくて良かったなって思いました。






















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