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自分が「普通」であることを認める


  先生になってから嫌でも他人と比べなきゃいけないことが多くなりました。

 一年目で他の先生より劣っているのは当たり前なのに、他の先生と同じ仕事をしなくてはいけないので、自分ができていないことが事実として突きつけられまくるわけです。

 その度に自分の力の無さを痛感し、悔しさと申し訳なさでいっぱいになります。

 また、私の持っているクラスは学校1素晴らしいクラスと言われています。

 「こんな良いクラスを崩しちゃいけない」

 「でも、明らかに荒れてきているような気がする。僕のせいだ。」

 申し訳なさは限界まで募っていきます。

 そんな思いで働いていたこの3週間くらいは本当に辛かったです。

 そんなボロボロな僕に追い討ちをかけるように、こんな宣告を受けました。

 「あなたの学級には崩壊の兆しがある」

 私のクラスの雰囲気を見にきたスクールカウンセラーからの言葉でした。

 僕はノックアウトしかけました。

  

 そんな僕に転機が訪れたのは、先週でした。

 「学級経営がうまくいかない」

  と、教頭先生や指導教員の先生に相談したんです。

 「もう無理」「先生に向いていない」「情けなくてしょうがない」「メンタル弱すぎ」。そんなことをぶちまけました。相談なんかじゃなく、もはや泣き言でした。

 その言葉を受けてなのかは分かりません。急に、他学年の先生が給食の準備時間に指導に入ってくださるようになったのです。

 最初は「悔しい、申し訳ない」

 と思いました。

 僕に指導力がないから。僕に実力がないから、こうやって他の先生の手を借りなくてはならない。迷惑をかけなくてはならない。そう思いました。

 しかし、じわーっと。それこそ、ビールの一杯目を飲んで徐々にアルコールが回ってくる時みたいに、安堵感が生まれてきたんですよね。

 「あぁ。これからは一人でやらなくても良いんだ。先生達はこうやって助けてくれるんだ。」

 って思いになりました。

 僕はなぜか、自分で全部やらなくちゃいけないと思い込んでいました。

 他の先生と同じようにできないといけないと思い込んでいました。

 そして、心のどこかで「自分にはできる」と思っていた節がありました。

 「自分は特別で、普通の初任の先生とは違う」

そういう気持ちがどこかにあったことを素直に認めなくてはなりません。

こんな思い込みに押しつぶされていたから苦しかったんです。



給食時間に他の先生が指導に入ってくださる



この事実が僕の心を一気に軽くしたのですから、人生どこにツボがあるかわからないですよね!

僕は「普通」の初任者で、「特別」である必要なんてどこにもないんです。

初心者は普通人に頼りますし、迷惑をかけてしまいます。

それが「普通」なんだと思います。

周りの初任者ができていようが関係ありません。それは彼らが「特別」なだけです。そうじゃなくてもそう言い聞かせます!


 なんだかよくわからない記事になってしまいました笑笑

 それなのに、ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

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