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子どもが言う通りに動かないとイライラする。意見を主張してくるとイライラする。


 頭では分かっています。

 子どもにも人格があり、意志があり、主張がある。

 先生の言うことを素直に聞く子=素晴らしい子とも限らない。

 むしろ、ちゃんと自分の考えを持ち、主張を言えることが大切。

 そんなことは分かっているんです。


 でも!!!!!

 やっぱり、イライラしちゃうんです。

 指示に対して素直に従わない子に。

 僕の言ったことに対して、異議を唱えてくる子に。

 


 

そんな自分が心底嫌だーーーーーー!!




 今回の記事では、どうして自分がそんなことでイライラしてしまうのかを整理していく記事にしていこうと思います。

 まさしく、新任教師のドキュメンタリーですねえ。


 

  イライラの正体は確実に、

 「自分の思い通りにならないことによるフラストレーション」

 です。

 じゃあ、自分の思い通りの状況とは何か。それを羅列していきます。

 ・自分が理想としているクラスになっていること

 ・自分が理想としている子どもの姿になっていること

 ・自分が傷つかないこと

 ・みんなが自分のことを好きでいてくれること

 ・みんなが自分に感謝してくれていること

 などです。

 改めて羅列してみると、本当にエゴだらけだなと思います。

 全部自分のためです。最低です。

 

 でもこれらは本心の中でも、「まあ、そうだったらいいなあ」くらいのもので、別にこれらに多少反していたってだけでイライラしたりはしません。流石に。

 もっともイライラの原因になりやすいのが、以下のものです。

 ・円滑に授業が進むこと
 
 ・円滑に学校生活が進むこと

 
 「授業が多少うまく進まなくてもいいじゃないか。」

 「別にトラブルがあってもいいじゃないか。子どもだし。」

 そう思われるかもしれません。僕も先生になるまではそう思ってました。

 でもダメなんですよ。

 授業はかなりきっちり進めないと、1年間で終わらせるべき範囲が終わりません。

 トラブルがあっても、それを解決してあげるだけの十分な時間がとれません。時間をとると、授業が進まなかったり、他のクラスの迷惑になったりするからです。

 だから、僕は目の前の子どものためではなく

 「授業を進めるため」の授業

 「学校を円滑に進めるため」の生徒指導

 をせざるを得なくなり、その妨げになるような行為に対して、フラストレーションが貯まるっていうわけです。



 本当はもっとゆったりとした時間の中で、子どもがたくさん失敗するのを見守りながら、成長を見守ってあげたいです。

 なのにカリキュラムは多すぎるし、身に付けさせなきゃいけないことが多すぎます。

 習字とか昔からの学習はまだ残っているのに、プログラミングや英語など、新たに身に付けさせなくてはいけない力がどんどんプラスされていくっていうのが現状です。

 

 そして、それらの力を身につけさせなくてはならないっていうのは完全に大人の都合です。

 そんな子どもが育った方が国の維持・向上に都合がいいからに他なりません。

 国際的な調査で良い点数が取れ、良い顔ができるからに他なりません。

 大人のそういった自分勝手を子どもは見透かしてきているのだと思います。

 大人の都合で子どもを追い立てると、子どもはそれに感付いて反発してきます。だから、先生はそれを大人の圧力で抑えます。

 この「抑える」っていう行動に僕は強いストレスを感じます。なんでかは分かりませんが、すっごい反発感があります。

 なのでそういう意味で僕は先生に向いてないのかもなーって思ったりします。

 ただし、そんな風に「抑え」なくても、子どもがついてくる先生もいます。

 そういった先生は、大人の都合を子どもの都合に上手く調理して、提供することができるのだと思います。

 僕が目指すとしたら、こっちしかないのかなって思います。本当に厳しい道のりですけどね・・・。何十年かかるんだろう・・・。


 こうやって書いてて気づいたのですが、僕がイライラしているのは実は子どもに対してではなく、

 「なんでもっとゆっくり子どもの成長を見守ってやれるような学校じゃないんだ!」

 「なんで、子どもをこんなたくさんのことで追い立てなくてはいけないんだ!」

 学校教育に対してなのかもしれませんね・・・。

 



 
なんか大人も子どもも常に何かに追われ続けるような、そんな社会ですね・・・。

そんなに急いで何か良いことあるんですかね。

もっとのんびりやろーよーーー。


とか、自分のイライラを国のせいにしてみる記事でしたー・

はい。人のせいタイム終わり〜〜。

結局、自分に力がないのが原因ですからね笑

粛々と、実力をつけていくしかないですね。

 

 


 

 







 

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