社会科歴史分野を貫く問い「今の日本に一番必要な偉人は誰か」
僕が6年生担任になって、社会を教えることになったら歴史分野を貫く問いとして、「今の日本に一番必要な偉人は誰か」「それはなぜか」というものを設定してみたいです。
この問いに答えるためには、まず現代日本の課題がわかっていなければいけません。今の小学生は公民分野を先に勉強するので、日本の社会の仕組みは既有知識として持っています。歴史分野を学んでいく中で、過去の仕組みと現在の仕組みを比較しながら現在の日本の相対的な課題を見つけていくことになるでしょう。「歴史を学ぶことの意義は、現代がどんな時代なのか知るためだ」の考え方に基づいています。
この問いに答えるには、次に「偉人の知識」「その偉人の業績の社会的文脈」が分かっていなくてはいけません。偉人そのものを知る必要がありますし、その偉人が生まれた社会的背景も理解しておかなくてはいけません。
つまり、「今の日本に一番必要な偉人は誰か」「それはなぜか」という問いを児童に与えることで、歴史がただ過去の勉強にとどまらず、現代と関連性をもったものとして捉えることができるのではないかと考えています。現代と関連性をもったものとして捉えることで、歴史の法則性、例えば「国家が大きくなればなるほど権力が集中する」「失業者が増えると都市に人が集まり治安悪化を招く」に気付き、それらを使えるようになります。こうした法則を使えることは未来を推論する力につながります。
未来を推論することができれば、未来に向かって主体的に行動することができるようになり、民主的、平和的な国家・社会の形成者としての資質が身に付くのではないでしょうか。
また、歴史から偉人を選ぶということは自分の生き方を選ぶことにもつながるかもしれません。というのも、児童が「日本の課題を解決しないと」という思いをもとに選択した偉人であるので、少なからずそこには児童本人の偉人に対する憧れや思いがあるわけです。
そうなれば、選んだ偉人の生き方を参考にして生きていこうとする児童も少なからず現れることが予想されます。
と修身教授論の森信三さんはおっしゃっていましたが、もしかしたらこれらの活動で立志する児童が出てくるかもしれません。
そうなったら、とっても素敵なことですよね✨
歴史分野を貫く問いとして、「今の日本に一番必要な偉人は誰か」「それはなぜか」というものを設定してみたい
という主張(というか願望)でしたが、いかがだったでしょうか?
皆さんは、今の日本には誰が必要だと思いますか??もしおありでしたら。ぜひ教えてください!!
ちなみに僕は・・・みんなに明るいエネルギーを与えて、前向きにしてくれるような偉人がいいですね・・・。誰がいるかな??
あ!ネルソンマンデラとか!( 「人生最大の栄光は、一度も転ばなかったことではなく、転ぶ度に立ち上がることにある」の人)
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