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教師としての力は上がったのに、子どもからの信頼は失った


 規律は大事。
 
 子どもに自分の上をいかせてはいけない。

 毅然とした指導をしなくてはいけない。

 上の学年につなぐために確かな学力を身に付けさせなくてはいけない。

 





 頭の中でこんな言葉がアラートのように鳴り響いています。

 そちゃそうだと思うのですが、いったん言わせてください。

 叫ばせてください。

 



 



 うるさーーーーーい!!!





 
 そのアラートのせいでこちとら児童の信頼失っとるんじゃ!!

 やることなすことブレブレになっとるんじゃ! 

 「先生は僕のことわかってくれない」

 そんなことを涙ながらに訴えてくる児童が出てくるんじゃ!

 


 ふぅ・・・。

 

 ごめん・・・。本当にごめんよ・・・😭😭

 自分が自分のことを信じる勇気がないから、自分を正しいと思える自信がないから、

 そして何より

 自分に軸がないから、たくさんの児童を苦しめてしまっています・・・。

 
 行き過ぎたと思う指導が今週何度もありました。

 それを見ていた児童からの信頼も失いました。

 

 そしてその行き過ぎた指導をしてしまった児童は、次の日の朝、僕を無視しました。

 そりゃあ、そうだ・・・。もう信頼は取り戻せないだろう・・・。そう思いました。

 


 しかし、その児童を観察していて気づきました。

 何度も僕の机の前を通ること、チラチラこちらの様子を伺っていることに。

 僕は無視されても良いからと思って、話しかけてみました。

 すると、返事が返って来ました。

 それどころか、それからしばらくして、「こんな絵を描いたよ」とわざわざ報告しに来ました。

 その時思ったんです。

 子どもたちは僕が教師として力不足だから、僕から離れていっているわけではないのかもしれない・・・。

 僕が変わってしまったから、困惑しているのかもしれない・・・。

 耳を澄ませてみたら

 「先生どうしちゃったの?」

 「先生、前の方が良かったよ」

 そんな、音のない声が聞こえてくるような気がしました。



 皮肉ですね。以前より教師としての力は大幅に上がったと思います。

 しかし、以前より信頼を失いました。

 僕が成長したいと知識をつければつけるほど、勉強をすればするほど、僕は変わっていってしまいます。

 レベルの低い状態だから、少しの経験値でも大きく成長してしまうんです。

 その結果、以前の自分と大きなギャップができ、子どもを困惑させてしまいます。

 これは一年目教師の宿命なのかもしれませんね・・・。 


 もう一度確認しなくてはいけません。僕の軸は何なのか。自分がどうありたいのか。

 まだまだ二学期は始まったばかりです!!

 頑張ります!!

 


 
  

 

 

 








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