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学級における、ルールについて考える。生意気にも。初任者教師が。


 昨日、久しぶりに子どもたちと再会しました。

 そして残りの3ヶ月どう過ごしたいかというのを話し合いました。

 観点はズバリ、「学級目標を達成するために、先生はどう関わるべきか??」です。

 
 僕「学級目標を達成するには何が足りないと思う?」

 子ども「〜ができてない(たくさんでました)」

 僕「これまで先生は自律をテーマにみんなに関わってきました。その結果、なんとかなってます。本当にすごいですよね。先生に厳しく言われなくても、自分達でできてますからね。ただし、みんなが最初に掲げた学級目標には届いてませんね。」

 子ども「はい・・・」

 僕「ここでみんなに相談です。先生はこれからどうみんなにどうやって関わっていけば良いですか?どう関わったら学級目標を達成できそうですか?この三つから選んでほしいです。

自律・・・これまで通り、自分達に任せて欲しいか。

規律・・・怒りはしないけど、できていなかったらペナルティを与えて欲しいか。

他律・・・できていないことがあったら、怒って欲しいか。」

 

 話し合いの結果、圧勝で2のペナルティに決定しました(結構びっくり)。

 


 というわけで!!!(どういうわけで?)

 
 ペナルティを課すと決まった以上、もう一度ルールについて考えていこうと思います。

 曖昧なルールに沿ってペナルティを課す=独裁です。子どもにとって、非常に不安で殺伐としたクラスになってしまうことでしょう。

 いろんな本を読んで、ルールについての知識は詰めてきたので、それを整理するために、このnoteを使わせてください。

 では、よろしくお願いします!!!



 まず、ルールの意義から。

 法律とは、社会秩序を維持するためのものである


 

だそうです。秩序が無いと、腕力=権力みたいな社会になりますからね〜(実は僕の学級こんな感じになりかけてました)。


 続いて、ルールの受け取り方についてです。

 基本的に3つの受け取り方しかないと思っています。

 1つ目は、ルールを守る。

 2つ目は、ルールを破り、ペナルティを受け取ることを選ぶ。

 3つ目は、ルールを変えるために頑張る。

 この3つです。

 それぞれについて、どう学級に落とし込んでいくかを書きます。

 参考にしたのは僕のバイブル、

 


です!!


まず一つ目の「ルールを守る」という受け取り方をした児童について。

この子たちには「報酬」を与えます。

ペナルティを受けた子がその授業中いなかったら、ビー玉を貯め、それが溜まったらお楽しみ会をするという「報酬」です。

「良いことをしたら、良い結果が返ってくる」

これを理解できる良い機会かなと思います。

ただし、懸念点もあります。

予想ですが、ペナルティをもらう子はいつも同じ子になると思います。

そうなった時、その子たちが責められたり、居場所を無くしたりしないかが心配です。

配慮が必要かなと思います。その配慮については「ルールを破り、ペナルティを受け取ることを選ぶ」の項目で書いていきます。


 続いて、「ルールを破り、ペナルティを受け取ることを選ぶ」という受け取り方をした子への対応です。

 大切なのは、「自分でペナルティを受ける選択をした」と自覚させることです。

 ペナルティは理不尽なことではなく、自分の選択した行動の結果だと、そう認識してもらう必要があります。

 「選んだんだから、ペナルティを受けても仕方がないよね」

 そういうスタンスで指導して良いのかと思います。

 ただし!!!

 こんな子もいます。「悪いことだと知っていたけど、ついカッとなって・・・」

 こんな子たちに対して、「あなたが選んだんだから」と言うのは酷なような気もします。

 なので、ペナルティは掃除とか宿題追加よりも、

 一律で「反省カード」がいいかなと思います。

 反省カードの内容は

 Q何が問題なのか
 Q何が理由で問題が起こったのか
 Q問題を解決するためにどうするか
 Q先生に助けられることはあるか。相談したいことはあるか。

 にします。

 大事なのは自分で自分の行動を省みて、行動変容を促すことです。
 
 そして、自分だけではどうにもならない時は助けを求める。そんな仕組みを作ってあげることだと思います。

 うまくいくかはわかりませんが、やってみます!!


 最後に「ルールを変える」という受け取り方をした子に対してです。

 悪法というものは確実に存在します。

 ただし、ルールを変えるというのは非常に難しいです。そのことを実感してもらう機会にできたらと思います。

 ルールに異議を唱える子に対してはこう言います。

 「なるほど。主張はわかりました。でも、先生だけでは決められないから学級会を開きましょう。そこで賛成を得られたら、変更しましょう。」

 そして話し合いをさせ、うまくいけばルールを変更します。

 「ルールを変えるのには、大変な労力を伴う」

 ということを知れば、自分のためだけにルール変更をしようとする人は諦めるでしょう。残るのは、「このクラスをもっと良いクラスにするために」、「みんなのために」という大義がある子だけだと思います。

 


 最後に・・・。最も難関です。

 

「どんな行動にペナルティを与えるか」



です。


 頭抱えてます。

 ここはハッキリ具体的に示さなければ不満が確実に出ます。

 なので、ハッキリ判定できるかつ、具体的なものが求められます。子どもって賢いですから、ルールの穴をうまくすり抜けていきますからね笑笑

 まず授業中。

 ・ネガティブな言葉を使ったとき

 例)「え〜(士気の低下)」、「つまらない、めんどくさい(士気の低下)」、「はあ?(人格否定)」、「知らないの?できないの?(発表する気をうばう)」、「無理(自分で限界を決めつけている)
 

学級経営の心得より

・(一度声をかけて、やるべきことも伝えて)できるのに、やらないとき。

・(一度声をかけて、やるべきことを伝えて)迷惑行動を改めないとき。

・人の話を最後まで聞かない時(赤コーンを出している時)。


 休み時間

 ・「3つの無言タイム」で話したとき

 ・教室を走った時

 
 共通

・人を傷つける言葉、言い方、行動をした時。

・人を怖がらせるような行動をした時


 ペナルティを与える時の注意点があります。

 授業を止めないこと

 事情があった時も、とりあえず受け取ること。事情は必ず休み時間に聞くこと。



 とか考えてたらそろそろ出なくてはいけない時間です💦

 いつも以上にまとまりのない記事になってしまい、申し訳ありません。

 ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!






 


 

 

 


 
 

 

 
 



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