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文部科学省さんに感謝しよう!!



 休職者過去最多。教員採用試験の倍率は下降の一途を辿る見込み・・・。

 正直、公立学校界の展望は明るくありません。

 
 個人的な視点から見てもそうです。

 自分の10個上、20個上、30個上の先輩方を見ていて「ああなりたい」とは思えません。

 先輩方はご家庭もある中、責任ある仕事や大変なクラスを任され、遅くまで残っている。管理職は朝6:30には学校を開け、19:00くらいに学校を閉める。土日出勤は当たり前。

 そんな姿を見ていて、「自分にはできない」と感じています。

 じゃあこんな状況を変えられるのは誰か。

 文部科学省さんかインフルエンサーしかいないと思います。超影響力のある公立学校系インフルエンサーがまだ出てきていない現状を鑑みると、文部科学省さんだけが、何かを変えられるのではないでしょうか。
 
 そんな文部科学省さんに僕が求めることはたった一つです。

 それは、働き方改革や給料の微増ではなく、





 

「現場を奮い立たせてほしい!!」





 

 
 僕は現場にいて思うんです。先生たちは自信を失っていると。

 自信を失っているから、受動的になります。くる仕事や研修全てに「やらされ感」を感じます。主体的に「〜〜していこう」というムードが生まれず、不満ばかりが溜まっていきます。

 自信を失っているから、守りに入ります。亀のように甲羅に篭ります。新しいことを試そうとしなくなり、革新的なアイディアが生まれません。

 こんな現場に、いくら「個別最適な学びを実現していこう!」「協働的な学びを実現していこう!」「ICTを活用していこう!」と呼びかけたところで、進むはずがありません。だって亀さんになっているんですもん。

 だから、文部科学省さんにはまず先生たちが甲羅から出てくれるようにして欲しいんです。無理やる頭を引っ張り出すのではなく、自分から「甲羅から出てみようかな」って思えるように。

 そして、頭を出してくれた亀さんに羽をつけてあげて欲しいのです。無理やり飛行機に乗せるのではなく、自分から「羽ばたいていきたい」と思えるように。

 改めてお願いします。


 先生たちが奮い立つようなことをなんかしてください!!!
 

 「キングダム」の大将軍のように檄を飛ばすでもいいですし、イベントの開催でもいいですし。それか、ベトナム等のように「教師の日」という祝日を作るでもいいです。

 どうか僕たちに

 「僕たちは必要とされている」「僕たちは社会に貢献している」「僕たちの力が必要なんだ」

 と思わせてください!!

 先生たちは相次ぐ学校批判や教師批判で、傷ついています。ボロボロの中戦っているのです。どうか、また立ち上がれるようにしてください。

 そうしたら学校に明るいエネルギーが生まれます。明るいエネルギーが生まれれば、一時的に忙しくなっても、新技術や新しい教育法の活用も進み、結果的に働き方改革が進みます。そうなれば、文部科学省さんが求めている「個別最適な学び」「協働的な学び」「ICT」の活用をする余裕が出てきて、win-winです。

 だからどうか・・・



 

僕たちを奮い立たせてはくれないでしょうか!!!!(何回目?)


 




 ふう・・・。ちょっと落ち着きますね。

 


 自分の要求を伝えるばっかりで申し訳なくなってきました。

 僕も社会人3年目です。以前よりは社会のことがわかってきました。だから、ほんの少しだけ文部科学省さんたちの気持ちもわかるような気がします。

 推測ですが、

 文部科学省さん・・・。あなたたちも自信を失っているのではないですか??先生たちと同じくらい・・・。何なら先生たちより何倍も。

 優秀なみなさんです。僕たち現場が抱える何倍もの仕事と責任を抱えていることでしょう。さらに上の立場の人(経済連とか??)との要求と現場との板挟みで、どっちの要求を飲んでも非難される。

 よくよく考えたら、文部科学省さんのお陰で、先生方が仕事をし、子どもたちが毎日学べています。日本全体の質の高い学校教育を維持させているだけで大感謝されて然るべきです。 

 とんでもない仕事量をこなした挙句、感謝されないとなると・・・きついですよね・・・。

 僕たちは文部科学省さんに要求をする前に、感謝の言葉をかけるべきですね!!

 

文部科学省さん、いつもありがとうございます☺️


 


 現場も文部科学省さんも、本来仲間なはずですよね!なのに、お互いのことを何も知らないのにも関わらず、勝手な憶測で非難し合っている、敵みたいになっている。非常に勿体無いです。

 まずは感謝の言葉を掛け合い、お互いの立場を理解し合うことから全てが始まるような気がします。だから文部科学省さんにはもっとぶっちゃけて欲しいんです。「〜〜〜だから仕方ないんだよおお」って。そしたら現場も「〜〜〜だから厳しいんだよおおおお」って言いますから。

 その上で、文部科学省さんには「これからの日本をこうしていきたい!」というビジョンとそれに使えるリソースを明確にして共有して頂きたいです。その際にはぜひ、現場に熱い思いを添えていただき、現場を奮い立たせてください。「日本をこうしたい!!そのために、あなたたちの力を貸してくれ!!」って。

 そうすれば、現場はその実現のために全力を尽くすことでしょう!



 まあ・・・文部科学省の人がこんな記事読むはずないですので、ほぼ独り言みたいなものですが・・・。

 でも、自分の考えは整理できたのでグッジョブだったってことで!


(本当は文部科学省さんを非難する内容を書く予定だったんです。でも書いているうちに・・・。やっぱり書くって面白い!!)

 ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!



 
 

  

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