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プロセスマネジメント、システム思考、そしてプロジェクトマネジメント

業務効率化のために大胆な改革をやってみたい!そんなときに役立つ3つのフレームワークを紹介します。

これまでのnote記事にて既に取り上げたものもあるのですが、それらがどのような役割を持っていて、どうつながっているのかを改めて整理しました。

業務改革のための3つのフレームワーク

①プロセスマネジメント
現状のビジネスプロセスの俯瞰と、ボトルネックの特定

②システム思考
ボトルネック解消のために必要なプロジェクトを考案する

③プロジェクトマネジメント
大規模なプロジェクトの実行とリスク管理を行う

順に説明します。

①プロセスマネジメント

プロジェクトを考案・実行することは大切ですが、その前に、現在のビジネスプロセスを整理・俯瞰することは非常に重要だと考えます。

業務プロセスを分析、かつ最適化し、継続的改善サイクルを確立・運営する包括的な手法として、プロセスマネジメントを活用することができます。

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これはBPMNという手法をもって描かれたプロセスマップです。プロセスの関連と分岐を図示した、まさに「業務プロセスの地図」となっています

プロセス可視化の手法を用いて、現在のプロセスにある問題点について議論します。これによって変革後のプロセスはどうあるべきか、何を変えなければならないかが見えてくるでしょう。

プロセス全体像が俯瞰できるようになれば、どのプロセスが全体の効率が下げているのかを判断することができます(ボトルネック)。ボトルネックの解消が、プロジェクトの目的となっていくでしょう。

②システム思考

ボトルネックが見つかったのちに、どのような方法でそれを解消するかを検討していきます。その際に役立つのがシステム思考です。

問題解決のためのアプローチは、直感的に思い浮かぶアプローチが最適であるとは限りません。問題構造のツボは、しばしば表面的には見えづらいところにあるものです。

直感的なアプローチで問題解決を図ったところ、別の大きな問題が生じてしまったということも少なくありません。せっかくボトルネックが判明しているのに、これではもったいないですね。

たとえば高速道路の渋滞を解消しようとしたときに、迂回路を建設したとします。一時的に渋滞は解消しますが、結果としてより多くの人々が高速道路を使いたがるかもしれません。

その結果、将来には、よりひどい渋滞が起こる可能性を考慮する必要があるのです。

システム思考を鍛えれば、プロセス間の関係性をシンプルに理解できるようになります。ボトルネック解消のために、取り組むべき課題が明らかになり、最小の力で最大の効果を発揮できるでしょう(レバレッジ)

③プロジェクトマネジメント

今回紹介する3つのフレームワークの中でも最も有名だと思います。具体的なプロジェクト立案し、実行のためのタスクを個人レベルにまで落とし込んでいきます。

プロジェクトマネジメントについては、既に多くの参考文献や資料があります。そのためここで多くを語る必要はないでしょう。

僕の個人的なオススメのフレームワークは、「プロジェクト譜」を使ったプロジェクトの整理と展開です。これについては、後日別記事で紹介します。

『予定通り進まないプロジェクトの進め方』





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