見出し画像

12/期待値を高め、その期待値で持って自らを高めよ。

ツイッターで#いぐちの1日1ポエムと称して、日々の気付きを投稿しています。その「ポエム」の意図などを、備忘録的な意味と、共感してくださるひとがいたらいいな、という目的で書き残していきます。はじめたきっかけなどはこちら

(自ら機会を創出し、機会によって自らを変えよ。とても有名で、ぼくも大好きなリクルートの旧社訓です。それからパクってます。)

わたしが代表を務める会社はデザイン事務所です。グラフィックデザインを中心としています。いまさらで恥ずかしいはなしですが、議事録をつくる、というビジネスではあたりまえのことを試してます。

通常、議事録はミーティング内容の生データを指すことが多いと思います。Aさんの発言「〇〇〇〇」Bさんの発言「□□□□」みたいな。書き起こしに近い。

でもいまやってるいぐちの議事録は、めちゃんこ主観盛りだくさんで作ることにしました。そのロジックがこれです。

コース料理とか、メインのお肉はもちろん楽しみなんですが(圧倒的牛肉派)、とりわけさいしょの前菜をとても楽しみにしてます。ぼく理論で「前菜が美味しければそのお店のすべてはたぶんおいしい」というのがあるのです。

ぼくがとっておきのときにお伺いするお寿司屋さんも、最初に極上の中トロが出ます。期待値あがりまくりです。(これは前菜とはいいませんが)

シェフもそのつもりで作っているのではないかな、といつも思います。最初にセンスを見せる、驚かす、わからせる。「ここからスタートだよ、楽しみにしててね」そう言っているかのようです。ハードル上げてきやがる。

この感じ、じぶんたちもできないかなと思ったわけです。

議事録はみずからへのハードル

画像1

もちろんレストランにおける前菜は納品物のひとつで、デザイン事務所における議事録は納品物ではないです。ただ期待値を高めるということと、自分たちの改めての自己紹介になるのではないかと思ったのです。

「ちゃんと考えているんだな」「こういう感じのコンセプトになりそうだな」

表現だけのデザイナーの生存が難しくなる昨今、課題設定なんかを勝手に最初にやって思考量と質をさいしょに見せる、そういうプロセスをお伝えする。できる限り期待値を高める。

そしてその期待値を超えるために高いクオリティのアウトプットを自らに課していくのです。

おわりに

もちろん情報共有や意図の相違を未然に防ぐ役割もありますし、とてもいいのではないかと思うのです。ただめんどくさいし、コツもあるし、そういう機会のある仕事が続かないと習慣になりにくいので、ここでこうやって書いて、これもまた期待値を高めていくのです!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?