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超短編小説『ナンセンス劇場』

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ナンセンスな超短編小説
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記事一覧

超短編小説『ナンセンス劇場』070

【ヒーローごっこ】 「鬼ごっこも飽きたから他の遊びしようぜ」 「じゃあ今度はヒーローごっ…

コウタニ
1年前

超短編小説『ナンセンス劇場』068

【酔っ払い運転】 「金持ちで頭が良く運動神経も抜群。それになんといってもこの美貌」 男は…

コウタニ
1年前
14

超短編小説『ナンセンス劇場』067

【エサ】 「大漁、大漁。やっぱりエサを替えたのが良かったのかな」 男はクーラーボックスを…

コウタニ
1年前
1

超短編小説『ナンセンス劇場』066

【特許出願中】 ミサトは傘の形状が気に入らなかった。 傘は左右前後対象に作られているが、…

コウタニ
1年前
2

超短編小説『ナンセンス劇場』065

【シークレットシューズ】 「すいません、シークレットシューズ見せてもらいたいんですが」 …

コウタニ
1年前
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超短編小説『ナンセンス劇場』064

【妖怪大百科事典】 =妖怪いないいないばぁ~= 「いないいない、ばぁ~」 「おぎゃ~~!…

コウタニ
1年前
1

超短編小説『ナンセンス劇場』063

【謎の人物】  それは1ヶ月ほど前のことでした。  彼女が私にこう言ってきたんです。 「ねぇ、ちょっと目瞑って」 「え、どうしてだい?」 「いいから瞑って、お願い」 「分かったよ」  私は言われた通りに目を瞑りました。  そして30秒ほど経ってから彼女がこう言いました。 「目開けてもいいよ」  私が目を開けると目の前に知らないおばさんが立っていました。 「あれ? あなた誰ですか? キョウコは?」 「・・・」 「いや、ホントにあなた誰ですか?」 「・・・

超短編小説『ナンセンス劇場』062

【だから何なんだ】 「さぁ、こちらに集まっていただいた5名の方々は全員が超巨漢。 その重…

コウタニ
1年前
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超短編小説『ナンセンス劇場』061

【めそめそすんな】 「いつまでもめそめそしてないで早くお風呂に入っちゃいなさい」 「はー…

コウタニ
1年前

超短編小説『ナンセンス劇場』060

【伝説の剣】 勇者は魔王討伐へ行く前にある山へ向かった。 そこには選ばれた者しか使うこと…

コウタニ
1年前

超短編小説『ナンセンス劇場』059

【悪夢】  男は大学の合格発表をネットで検索した。  もう二浪している男は、今年絶対に落…

コウタニ
1年前
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超短編小説『ナンセンス劇場』058

【最強拳法】 「こんな所で1人でどうしたんじゃ、青年よ」 「実は俺、学校で苛められてるん…

コウタニ
1年前
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超短編小説『ナンセンス劇場』057

【一郎と二郎】 「おい二郎、食べ放題の焼き肉屋に行かないか?」 「僕は少食だから別の所で…

コウタニ
1年前
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超短編小説『ナンセンス劇場』056

【行列のできるラーメン屋】 「今日は行列のできるラーメン屋さんに来ています。  それじゃ中へ入ってみましょう」 「へい、らっしゃい」 「こんにちはご主人。今日はけっこう空いていますね」 「そうなんですよ。  まぁ取り敢えずこの自信作のラーメンを食べてください」 「うわ、美味しそう。それでは早速」  “ズズズ~” 「うん、これは魚介の出汁が利いていてとても美味しいです」 「そうでしょ? テレビも来てくれたしこりゃ明日から大忙しだな」 「ということで今日は完全に