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面接対策(転職編)~面接は営業である。「採用目的」を知ることから始める面接対策~


何故書いたか?

「はきはきとしゃべりましょう」

「結論からしゃべりましょう」

「言葉のキャッチボールであることを意識しましょう」

「面接官はこんな方なのでこのようなコミュニケーションの取り方を意識しましょう」

等。ネットを探すと小手先の面接対策情報が多いな~と感じています。

確かに上記も大事です。

大事なんだけれどもそれはあくまで「本質的な採用目的に合致している」ことが前提で、それらをよりうまく伝えるためのちょっとした手段です。本質ではありません。

そして面接官は採用のプロばかりではありません。あなたの潜在的なポテンシャルを全て面接官が引き出し、完全に理解してくれると思ってはいけません。

面接は一種の営業活動です。

そのポジションに求められていることを探り、理解し、適切にアピールしていきましょう。

自己紹介

パーソルキャリアエージェント事業本部:採用コンサル(G検定:AIジェネラリスト検定持ち)

大手もスタートアップも業界も職種も問わず100社の企業の採用の裏側に触れ、約5万人分の転職者の職務経歴書を見て、転職者の声を聴きマッチング。

人類学、幸福学、先端テクノロジー、ビジネス理解がもはや趣味。笑

人生は選択の連続であり、知らなければ選択は出来ない。良質な知は良質な選択肢を作る。お金は手段。重要なのは人生を幸せにすること。社会がより豊かになること。

企業と転職者の生声×世の中新潮流×経営理論(経済/社会/心理)から「中立・本質・媚びない」記事が書きたいなぁ〜と思っています。

始めたばかりですがTwitterのアカウントも開設しました!
就職採用に関わる最新情報、
いつの時代も普遍なこと、
自分がテンション上がったマニアックな話(笑)
中心に呟いております。

豊嶋基彰
@moto_toyosh1

そもそも企業はどういうときに内定を出すのか?

企業が何故採用をするかというとその人に任せたい仕事があるからです。事業戦略を踏まえ出してほしい成果があるからです。そもそもそこにフィットしない方を採用は基本的にできません。

「貴社のそのポジションで働いたことは無いですが同ポジションで求められていることは果たせます。もしくは果たせる可能性が高いです。なぜならば~」

を企業は常にあなたの職務経歴書から、ないしは面接の中で行われる質問を通して知りたいと思っています。

一部そうでない企業もありますが、企業はあなたが思っている以上に同社に入社してもらうことが、あなたにとっても同社にとってもメリットがある状態、いわゆるWIN-WINであることを願っています。(業務に対して、その組織に所属することに対して内発的動機が高い方は、定着率が高いですし主体性も高くなります。中長期的に見てパフォーマンスも高くなるということも関係しています)

であるならば、

「私は同社で、ないしは同ポジションで就業することが幸せです。なぜならば~」

を説明できる状態にしておくことも重要であることがわかります。

「自身の能力のマッチ度と志望動機の妥当度」

面接という1時間×2~3の中でいかにこの2つを面接官に伝えきり、入社後の活躍イメージを持ってもらえるか?が面接です。

さて、ではこれらはどうやってやるのか?

自身の能力マッチ度のアピールの仕方

効果的に自分をアピールするためにはそもそも「このポジションで求められる果たすべきミッションは何か?」を正しく理解する必要があります。

そうでないと説得力の高いアピールにはなりません。

このポジションで求められる果たすべきミッションは?を理解するための材料は下記です。
①何故このポジションを採用するにいたったのか?(何故求められているのか?から何が求めらているのか?)

②目指すべき事業成果、本ポジションで成果を出すため必要な思考の仕方や行動特性を理解

③組織構成の理解(年齢構成・役割分担)、組織カルチャーの理解

①と②と③を整理すると、現在のポジションには何が、そしてどんな人が求めれているのかが理解できます。

※②を理解するためにはきちんと同社の事業について構造的に理解をする必要があります。
「誰から?どうやって収益を得ているのか?何故お客はお金を払ってくれるのか?何故競合のサービスではなく同社のサービスが売れているのか?」等です。
 

例えば企業が、「元気ではきはきと笑顔でコミュニケーションの取れる方が採用したい」といっている場合、そういう人物が同社では営業成果を残せている、ないしは組織の文化に合うからです。

企業への志望度の高さの伝え方と準備

「私は同社で、ないしは同ポジションで就業することが幸せです。なぜならば~」を説得力を持って説明することが志望度の高さを伝える1番の手段です。
そのためには下記を総じて理解する必要があります。

①自身の転職で実現したいことは何か?が棚卸され明確に自身の言葉で理解できているか。

②今回の企業は、ないしは同ポジションはそれを実現させてくれるのか。

└特に②を理解するには上記のポジションミッションの理解と企業理解が必須です。そしてできれば「他社ではなく同社だから」まで深く語れると説得力が高まります

とはいえ実際に話を聞かずに判明する情報は少ないです。是非面接で企業に逆質問をし、アピール材料となる情報を探しましょう。

上記の情報をできる限り面接前に調べ、整理し、自分がどうマッチしているのか整理しておきましょう。

とはいえ、全ての情報を整理することは容易ではありません。全ての情報が事前に確認できないことも多いかと思います。

エージェント等を利用していない場合は、面接内でこちらから質問をすることで少しずつ整理を進めることも重要です。

面接時逆質問の重要性

アピールは「この企業にマッチしていること」をいかに説明するか?であるとお伝えしましたが面接の場も情報収集の場になります。

またそれだけでなく、面接準備にかけた時間は企業への志望度の高さや誠実性のアピールにつながります。

そして面接準備にかけた時間を企業に理解してもらうには「逆質問」の質の高さは一つのアピール材料です

自身で調べて、考えなければ出てこない質問こそ「きちんと調べてくれてるんだな」と思われるポイントです。

(※何故それを聞いたのか?は自身の入社後の活躍や転職動機と紐づけて明確に答えられる質問であることは重要です。受け売りの質問をしていると見透かされてしまいます。)

まとめ

■そのポジションで求められる果たすべきミッションは?を理解するための材料
①何故このポジションを採用するにいたったのか?(何故求められているのか?から何が求めらているのか?)

②目指すべき事業成果、本ポジションで成果を出すため必要な思考の仕方や行動特性を理解

③組織構成の理解(年齢構成・役割分担)、組織カルチャーの理解


志望度の高さの伝得るための準備

①自身の転職で実現したいことは何か?が棚卸され明確に自身の言葉で理解できているか。

②今回の企業は、ないしは同ポジションはそれを実現させてくれるのか。

企業は面接官のプロばかりではありません。あなたの潜在的なポテンシャルを全て面接官が引き出し理解してくれると思ってはいけません。

面接は一種の営業活動です。

求められていることを探り、理解し、適切にアピールしていきましょう。

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■面接対策参考資料

<何故あなたは採用されないのか?>

<自分に合う企業の見つけ方>


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