第25回 アイディアは 移動距離に比例する｜トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ

　「アイディアは移動距離に比例する」

　ハイパーメディアクリエイターと呼ばれる高城剛氏が残した言葉ですが、僕はこの言葉が大好きで、自分のライフスタイルの軸にもなっています。

　先日は仕事で日本の離島へ。日本で今の仕事になってからも、様々なプロジェクトで色々な場所に行く機会が多いです。その向かう先には、その土地でしか出会うことが無かった方々や素晴らしい風景、また地元で取れる食材をふんだんに使った食事はいつも最高な思い出になっています。

　前回のコラムでもお伝えした内容と少し重複しますが、その土地で仕事をするという事は、訪れる場所を深く知り、学び、尊敬の念を持って接することが大事です。ですのでその一連の学びを習慣化すれば、知見は深まり、またその経験から新しいアイディアや発想が生まれる高循環になります。

　知人の中には移動時間が苦痛だと嘆く人もいます。ただ僕は移動時間が大好きです。飛行機ではネットを強制的に遮断出来ますし、電車では世論の声を拾うことが出来ますし、車の運転中はスマホから距離を置きアイディアの発想をしやすい環境が作れます。移動をしているということは、新しい出会いに向かっているということだと自分は捉えます。

　在宅ワーク推奨で自宅に居る機会も増えましたが、やはり個人的には色々な所に行って、触れて、まだまだたくさんの学びとアウトプットをしたいです。日本もまだまだ素敵な場所がたくさんありますね。その土地の魅力をもっともっと楽しみます！keep going!