「自己責任はひどい」と思うけど、結局そうなる気がする。

氷河期世代、終身雇用消滅、孤独死、老後の年金・・・全部当てはまってる

これを書いている時点で40歳で、もうじき41歳になります。周りからは「見えないねぇ、若いねぇ」と言われますが、結婚しているわけでもなく割と好き放題に生きているからそうなのかな、と思ってしまいます。

結婚したいんだけど、「起業する」って決めたんで最低限稼げるようにならないとさすがに・・・という感じです。このままずるっといったら孤独死になるのかと考えると凄く暗い気分になります。

氷河期世代のど真ん中です。大卒で就職したときに面接した会社の数は余裕で100を超えました。採用が冷え切っているのに文学部で哲学やってました、だけではそりゃ採用しませんよね。

幸いだったのは営業の強い会社に行き、すごい方と一緒に仕事をさせていただいたので、何かあれば営業すればいいか、と思える程度には力がついたことです。

氷河期世代とか今まで大して気にしなかったのに、騒がれだすと「不公平だ」ってどっかで考えてしまう自分がいます。報道も善しあしですね。

年金は・・・まあ当てにはできないかな、と考えています。そこ増やしたら税金とかで跳ね返るだけだし。IT化して年金事務所の職員減らしたら?とは思っています。

終身雇用は最初から期待していませんでした。むしろ55歳ぐらいでちゃぶ台ひっくり返されたらそれこそ大変ですから。

そうやって考えると、よその世代とは考え方を完全に切り離して「よそはよそ、うちはうち」と悟りを開くしかないんじゃないかなと考えています。そんなにマインド強い方じゃないんですけどね。

自己責任って言われても、と思う心理

ぶっちゃけると2,3年前までガチガチの自己責任論者でした。「現状が嫌なら動くしかないじゃん。それを嫌がってどうなろうが知ったこっちゃないよ。」なんて考えていました。

当時は色々と燃えていたんです。自分の力で会社を立て直して昇格して・・・なんて考えてました。

ただ、自分の力ではどうにもならないことがあまりに多く、精神的・肉体的にダメージを負うことになりました。

そうなってふっと考えたんです。「自己責任」と言えるのは元気な時の話で、弱くなったらこれはしんどいな、と。

そもそも、自己責任で成功するとしたら、政治、経済、国際動向を踏まえて計画的にスキルアップして、社内政治も制していかないといけないのでは?と考えました。そんなことできたら総理大臣になってるよ。マジで。

以前「マネーの虎」という番組ででてきていた成功者の方が現在どうなっているか、というのがネット上で出ています。結局、人生どうなるかはわからない、ってことだと思います。

そういった意味では自己責任論はあまり他人に言い放つことではないのでは?と今は考えています。

それでも、自力で歩き出さないといけないという現実

人の縁というのは何でつながるかわかりません。私もいままでいろんな方に助けていただきました。

ただ、そういった方が道を開いてはくれても、最後は自分で歩き出さないと進まない、というのはやはり変わりそうにありません。体も心もやられて一か月ほど行動不能になっていましたが、無情にも生活費はかかり、持ち金は減っていきました。

自己責任とは言いたくないけれど、いつか臨界点は来るのは間違いないですから、少しでも進んでいくしかないのかなぁ、と思います。

自己責任とは、過去に向けての言葉だから、未来に向けて、「自己開拓」と考えてみます。

自己責任という言葉が用いられる文脈は、現状を嘆き、過去を悔いる際に最も使用されます。重いし、辛いし、しんどいです。

でも、未来に向けて頑張る分にはまだどうなるかわからないから、こんな言葉を使いたくない。だから、自分の中で勝手に「自己開拓」とでも呼ぶようにします。

結局同じことかもしれないし、自分の人生は自分しか変えられないけど、少しでも前向きに取り組めるようにしていきたいと考えています。

これは自分に対して言う言葉であって他の人に言う言葉ではないと考えています。もし色々あって同じように立ち上がれない人の参考にでもなれば幸いです。


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