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旧統一教会の落ちこぼれ信者でした

いろいろ取りだたされている旧統一教会。
私も実は元信者。
23歳から29歳まで入信していました。
 
献金の問題も言われていますが、献金だけならば1000万以上していたと思います。
 
信者と共同生活もしていたし、物販で着物や絵、宝石を親や同僚などに買ってもらったりもしたし、入信から3年目に献身しようとして、地方にバスに乗って共同生活をしながら、一軒一軒民家や夜は繁華街などを回り、ハンカチを売って歩いたこともあります。

この事実は親や友達は知りません。
でも気づいていたかなぁ。
毎回、物販をする時は友達に電話をしていたから。
 
私が脱会という道を7年目に選んだのは、簡単に言うと“ここでは救われない”と思ったから。

あと、”人をコマとしてしか考えていない人のエゴがそこで見えたから”でした。
 
実際には6年目ぐらいから、薄々わかっていんだけど、私の20代全てを時間とお金を捧げたから、手放すのにどうしても勇気がいりました。
  

私が“落ちこぼれ”というのは、理由があって、6年目頃、実は、私の班の班長だった男性に、恋をしてしまったんですよね。
 
物販部で実績をあげて、戻ってきた男性でした。
 
班長に別室で相談をしていた時に、何かが起きたのだと思いますが、その記憶が私は途中からありません。
 
後日
「なんてことを‥」
と班長より上の隊長にいわれたので、何かしたのか?未遂に終わった?んだと思います。
 
旧統一教会では男女間はお法度。
処罰まではされませんでしたが、班長は物販部に配置換えになっていました。
(班長は献身者なので配置換えは天命なんだよね。)
  

私の脱会は呆気なくでしたね。
韓国から戻ってきた献身者のお子さんの保育をして欲しいと言われ、なくなく仕事を辞めることになり、そのまま保育をするのかと思いきや、3ヶ月でお役御免。
私の後任はいたので子どもたちが保育園に入るとかではなく、私は子育てに一生懸命だけど、二世信者を任せるには器がない?信仰心がない?と判断されたんだと思います。
 
そしたら、元のいた場所に戻れると思ったら(戻るのもどうかな?と思っていたけど)、
「働きながら教会に通ってくる形にしなさい」
と上から言われ、元から賃貸で借りているマンションを信者に貸していたので、そこに移り住んだら、教会に行くのが面倒臭くなり行くのをやめてしまいました。
 
私が教会行かないことを誰も気にしていなかったので連絡もありませんでした。
本当に薄情だな、と思います。
 
その7年もそこにいれば、買ったものや本などもあります。箱に入れて見えないようになっていましたが、それを捨てるまでには、脱会後10年以上かかりましたね。
  

私が当時一緒に活動していた人達は、韓国にお嫁に行っている人、配偶者が韓国人が多かったかな。
日本人と結婚したいとは言えない感じでしたね。
韓国では熱心な信者ではなくても、確か合同結婚式には参加出来たはず。
韓国の裕福な家庭に嫁ぐ人もいれば、DVがあったりして日本に戻ってきたり、嫁姑問題で定期的に日本に帰省してくる人もいました。
 
全員が幸せじゃないんだなーと思ったのと、何かあっても信仰心で何とかせよ!ということなんだと思います。
  
献身したからって、すぐ合同結婚式に出られる訳ではなく、合同結婚式に出たからってすぐ嫁ぐ訳ではなく、ある程度献金してからじゃないと嫁げないというのが印象でした。
 
あの頃の友は、今、何をしているんだろうか?と思います。
 

今は夫と子ども2人に恵まれています。
夫は脱会直後に勤めた職場で出会いました。
入信と脱会の事実は知っています。
 
夫はニュースを見て、何を思うかな?とは思うけど~
 
私の心のベクトルがふに傾くと、宗教とか考えるけど、それでは私は救われないんだよね?!という結論に最終的になります。
 
宗教って、ちょっとした心の隙間に入り込んでくるんだよね…きっと。
でもそれは心が弱いからではないのだとは思います。
タイミングが合えば、誰にでも起きることなんだと思いますね。

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