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私が体験した旧統一教会のセミナーはこんな感じ

結構前のことなので、覚えていることを書きますね。
 
自己啓発セミナーに通うことになった私は、そこでビデオ学習をして、それについてカウンセラーさんと話す、ということをしていました。
ビデオの内容は覚えないけど、旧統一教会の原理に基づいて制作されたものだと思います。
ちなみにカウンセラーさんは、献身者です。カウンセリングの勉強はしてません。
 
自己啓発セミナーの途中に2回合宿があります。
 
1回目は1泊2日。
2回目は3泊4日です。
教団の関連施設に行き、講義をうけます。

2回目の前に自己啓発セミナーで証と呼ばれることがあり、「メシアは誰か?」ということが証されて、3泊4日の合宿に向かいます。
 
私が青年部で活動をしてきたときは、1泊2日の合宿の班長を幾度なくやっていました。
仕事をしているのにも関わらず
「今週末の班長ね」
と言われるので、仕事を仮病で休むことになり、当時勤めていた職場には多大なる迷惑をかけました。
どっぷり浸かっていたら、負債のようには思わないんだろうけど、私はどこか客観視しているところがあったので、後ろめたさを感じていました。
 
出勤すれば職場では
「なんでそんなに病気になるの?」
という態度で扱われ、意心地が悪い。
私が同じ立場だったら、そうだよね、とは思います。
だから、正規職員で働くなんてできないですよ。
 
それに加え、一生懸命に班長をやっても、感謝はされないんですよね。
これがまた。
私は他人の霊の子(セミナーを受けている人)のために頑張っているのですが、それは当たり前のことなんですよね。
 
このセミナーの霊の子の様子は私から講師へ、講師から本部へ、みたいに情報が伝わります。
 
班長さんは、霊の子が講義を聞いてどう思ったのか?、反発や悩みがあった場合は、話をして聞いたり、修正したりします。
 
講義をしている間は何をしているのか?というと、班長さんはお祈りをしている事も多いです。
セミナーの開催場所には、どこかの部屋に必ず礼拝ができる場所があります。
 
お祈りは霊の親もですね。
霊の子がセミナーに参加している場合は、自分の所属している教会でお祈りをしています。
 
祈る内容は、“霊の子が繋がりますように”、“セミナーを無事に受け入れられますように”といった内容が多いかな。
 
1泊2日のセミナーのあと、受け入れられず、自己啓発セミナーに来なくなる人もいたりしますから。
 
私は自分の1泊2日のセミナーは覚えてないけど、班長として行ったセミナーは、“楽しめるように”と思って行っていました。
だからレクリエーションとかも、真剣にやってたかな。
 
ちなみにセミナーは、東京の各支部から参加者がいるので、20~30人ぐらいです。

3泊4日の合宿に行く前に、自己啓発セミナーの最後でメシアは誰か?と証されるのですが、証されたときに”なんか知ってる?!“と、私は思ったんですよ。
当時、ニュースで散々霊感商法を取りだたされていたので、
「へー」
と思って見ていたのもあると思います。
あまりびっくりしない私に霊の親は拍子抜けしてましたね。
 
変な話ですが、当時付き合っていた彼氏より、旧統一教会の人の方が凄く私に寄り添ってくれるし、大事にしてくれる訳です。
だから、3泊4日のセミナーに行かないってことは考えられなかったですね。
でも、今思えば当たり前のこと。
そうやって大事にしないと3泊4日の合宿に出ないって言われちゃうと困るもんね。
 
3泊4日の合宿では、メシアが解禁されているので超メシアの話ばかりです。
メシアはこんなに凄いんだ、メシアはこんな風に世界を救ってこられた、メシアはこんな人生を歩まれている‥などなど、
私は講義を聞き、めっちゃ感動した記憶があります。
人のために生きて実践して、それが認められるって凄いことだからね。
  

3泊4日の合宿が終わると、今度は1ヶ月の共同生活をしないか?誘われます。
“もっと勉強してみないか?”という感じです。
これについては、合宿後に自己啓発セミナーの場所に戻り、霊の親から説得がはいります。
「凄く楽しいから行ったらいいよ」と。
講義に感動した私は、
「行きます!」
という感じでしたね。

当時赤羽に施設があり、そこで寝食を一緒にしながら、夜は講義を受ける、そんな生活だったかな。
 
講義の元は、原理講論という旧統一教会の本を用いて、講師が話をしてくれます。
 
施設には、講師(お父さん役)、マザー(お母さん役)、班長(お姉ちゃん役)みたいな感じで役割が決まった献身者がいました。
講師は妻帯者なので、夜は自宅に帰ったりしていて、マザーと班長は住み込みでしたね。
ここでの生活は本当に楽しかった。
みんなで和気あいあいと話をしたりして、本当に楽しく、
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「ただいま」
「おかえり」
その一つ一つの行為が嬉しかった。
普通は1ヶ月で次の部署に行くのですが、私はこの施設に2ヶ月間お世話になりました。

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