分裂しはじめた「わたし」（笑）
「わたし」の中に、「わたし」が何人もいます。
つい数年前までは、わりと「まともなわたし」が「全体のわたし」を取り仕切っていました。
子供の頃、「内側の世界」と「外側の世界」があまりにも違うことに戸惑って、とにかくこの「外側の世界」のルールを覚えなければこの世界で生きていけないと思い、この「外側の世界」のルールを一生懸命学んでいきました。そして学んでいくうちに「まともなわたし」が育っていきました。
大人になるまで「まともなわたし」がリーダーで、そのおかげで「全体のわたし」はなんとかうまく「この世界」で生きてきました。
が、数年前から、今まで黙っていた「その他のわたし」がちょいちょい何かを言い始めました。
「なんかしんどいんだけどー」
「やりたくないー」
「めんどくさいー」
「えーまた我慢するのー？もういやなんだけどー」
「なんか苦しいー」
「しんどいー」
「やだー」
「まともなわたし」主導でうまくいっていた「全体のわたし」が、どこかから揺るぎはじめました。
「まともなわたし」が「まともなわたし」以外にも「わたし」が居ることに気づき、というか思い出し、「わたし以外のわたし」の意見を聴き始めました。（ややこしい！（笑））
「あれもやだー」
「これもやだー」
「あれがやりたいー」
「これがやりたいー」
「何もしたくないー」
収拾がつかなくなったので、一つずつ、ゆっくりと聴いていくことにしました。
そこから数年が経ちましたが、今もまだ聴き続けています(笑)。
そして今では、「いろんなわたし」がいろんなことを言っているのを、少し離れたところから、「あたたかく見守っているわたし」も居ます。
「あたたかく見守っているわたし」は、どの「わたし」のことも、「一生懸命でかわいいなぁ」という感じで眺めています（笑）。
そんな「あたたかく見守っているわたし」に向かって、
「ちょっと！こっちは大変なんだからねー！！」
と、文句を言っている「わたし」もいます(笑)。
そして、そんな「文句を言っているわたし」をまた「かわいいなぁ」と「見守っているわたし」は、あたたかく眺めています(笑)。
もし、今、あなたが大変だとしたら、少し離れたところから「ちょっと大きなあなた」が「見守っている」のを感じてみて下さい。
そうすると、少しだけ「深刻さ」が薄まるのを感じて頂けるのではないかな、と思います😊
月の周りの光がきれいでした✨😊
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