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魂(たま)散歩2歩目。純粋な愛と心を持った不遇な細工師。

見てくださって、ありがとうございます。
今回は、とよみ自身の過去世となります。


●とよみの過去世について
暗闇の中でうずくまって泣いている姿が視えます。
50代くらいの女性ですね。
手も足も泥だらけで、どこかから逃げてきたようです。

服を何枚も着込んでいるため、着ぶくれでふくよかに見えますが、実際にはとてもやせ細ってしまっています。

100年…もう少し近年でしょうか。
それくらい前の方で、ドイツのアウスシュ…までは聞き取れますが、その辺りに住まれていた方のようです。(アウスシュテング?みたいな響きに感じます)
明るい髪の色と、同じ色合いの瞳が自慢だったと言っています。

お仕事はアクセサリーをメインとした細工師をされていたようですね。
では、便宜上「細工師さん」とお呼びすることにしましょう。

恋人と一緒に小さな工房兼お店をされていたようですね。
恋人は同じ女性で、情熱的な赤い髪をした愛らしい方だったそうです。
「彼女の作る服やレースは、どれも心が踊ったり、どんな人でも華やかになれる素敵なものだったの」
と話してくれています。

元々お生まれはイタリアのアーリアというところで、広い世界を見たくて、色々な場所を渡り歩いた結果、ドイツの地で運命的な出会いがあって、運命の彼女が愛した土地で落ち着くことを選んだそうです。

30代になる前からドイツに住まれている、と話をされています。

恋人とのお店は、表向きは「仲良しの友人同士の工房」という体を取っていたけれど、知っている人や同じ嗜好の方には理解してもらっていて、20年近く穏やかに過ごしてきた、本当に素晴らしい環境で、私は毎日神に感謝をしていた、と話しています。

40代の終わりの頃に、大きな戦争があり、その際に「同性愛者」であることを理由に収容施設へ強制連行されています。
(生活に困窮した、知り合いの誰かが日本円で5000円くらいの報奨金のために、密告した、と話をしていますね)

収容施設では、恋人とは基本的には離れ離れとなっておりましたが、元々の職業が幸いし、服飾系の作業場で働けたので、時々挨拶を交わすことが出来た、と話されています。

ただ、収容施設では、昼夜問わず女性の同性愛者に対して「男性の魅力を知らないから」という理由で、性的な暴行やそれに伴う堕胎などを繰り返した、若い女性ほどその頻度は高く、本当に皆地獄だった、と話しています。

細工師さんは「隣の怯えている女性の手を落ち着かせるために握って、一緒に祈ることすら許されなかったのよ。本当に心が無い人達ばかりだった」と話されています。

…少し時を進めて…
最後の時を視てみましょう。

最初の着ぶくれをした状態で、暗い施設の中を走り回っていますね。
同じように、着ぶくれをするくらいに服を着込んだ女性が他にも数人いる、と話をしています。

この動きにくい状態で一晩、憲兵さん?から逃げ切れたら収容施設から開放してもらえる、と言われたそうです。
でも、今が何時なのか、あとどれくらい逃げれば良いのかわからない、もういっそのこと楽にして欲しい、と泣いています。

少し遠くで犬の吠える声と数人の声がします。
泣き叫んでいる女性の声も聞こえますね。

その声に耐えられなくなった細工師さんは、声の方向へ弾かれるように向かっています。
暗闇の先で、ライトの明かりを見つけ、そこで犬に襲われている女性をかばい、犬を蹴り飛ばしたことで「反逆罪」のような理由で拘束されています。

そして、朝になった際に、その夜に捕まった女性たちと全裸で一列に並ばされた状態で、射殺されています。


…というのが、とよみの過去世でありました。


過去世を視ていると、そこそこの割合で同性愛者や性の一致が難しかったんだな、という方が出てきます。

今回もそんな方の一例となりました。

誰かを大切に思う、という気持ちに優劣は付けられないのと。色々な価値観があるので、毎回とても考えさせられます。

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