見出し画像

第5回日本老年薬学会

皆さん、こんばんは。toyosanです。
今日は、日本老年薬学会に呼んでいただき、スポンサードセミナーで講演をさせていただきました。
座長は、筑波大学の水上先生で、シンポジストは私と福山市民病院の平先生でした。

緊急事態宣言の中、会場で聴講されている方や、オンラインで参加されている方など、合計300名近くの薬剤師の先生に先生に参加していただきました。

私の方からは、転倒を中心とした睡眠薬の適正使用を、平先生からは、せん妄と睡眠薬の適正使用、さらには睡眠薬の中止の方法について講演をしました。予想以上に質問があり、睡眠薬の適正使用というのはなかなかホットな話題と思いました。

中でも、平先生の睡眠薬の中止方法が非常に参考になりました。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は依存があり、やめられなかくなってしまうというの問題となっています。眠れたという成功体験を作り、成功体験を作っている間にオレキシン受容体拮抗薬などに置換しながら、最低限の睡眠薬の内服量までもっていくというお話でした。
睡眠薬をやめる上で、ベンゾジアゼピン受容体作動薬をどうするかというのは、いつも悩むところですが、使いながら減らしていくのが良いのではというサジェッションをいただき、自分でやっていることに間違えはないと感じました。

患者さんのことを考えながら、睡眠薬の適正使用に取り組んでいこうと思う今日一日でした。

皆さんもよかったら日本老年薬学会のHPをのぞいてみてください。後日オンデマンドで参加可能です。
学会HP:https://jsgp5.org/

また、個人的にブログで睡眠薬について書いています。そちらものぞいていただけると嬉しいです。
ブログ:はみだし薬剤師の徒然日記 https://toyonori.com/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?