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Jリーグを模範とすれば、日本のIT業界はまだまだ発展する

先日神戸市のイベントに登壇させていただいた時に少し触れた話。

神戸と言えば、サッカー界のスーパースターであるイニエスタ選手の退団が最近話題となりました。

2018年、彼がチームに加わると、Jリーグは注目を集め、彼と一緒にプレーしたいと各国代表級の選手達が集まり、更に神戸から世界に挑戦する日本の若手選手も出てきました。

イニエスタが神戸、そして日本サッカー界に残したインパクトは本当に凄まじい。

振り返ると30年前、Jリーグはブラジル代表の現役キャプテンや、サッカーの神様、妖精(ピクシー)と愛称のつく海外のスター選手達を呼び込み、他国にはない短期間での大発展を遂げたと言われています。

日本のサッカー界はチームやリーグ強化のために、海外からスター選手を招き入れてきた訳ですが、日本のIT業界においては海外からTOPレベルのエンジニアを獲得しようとする動きは残念ながらありません。(ほんの一部の企業を除いて)

組織全体にインパクトをもたらす様なエンジニアを迎え入れるよりも、日本に憧れ、日本語を学び、低賃金で働いてくれる様なエンジニアを海外から歓迎している訳です。
そんな状態で、この先日本のIT業界はどんな発展が期待できるのか…。

世界に目を向けると、企業の技術責任者やそれ相当のポストにインド人が就くケースが多いことがわかります。
テック企業がひしめく米国のフォーチュン500のうち3割の企業の経営職にはインド人が採用されています。更にGAFAMのうち2社のCEOはインド人です。

更に掘り下げると、Google、IBM、Twitter(元)のCEOはインドTOPの理工系大学であるIIT(インド工科大学)の出身者です。
またインド国内に約100社あるユニコーン企業のうち73社にIIT出身者が創業メンバーとして入っています。
更には米国でも、外資系ユニコーン企業の創業者の出身校のTOPはIITです。
日本が今、誰とタッグを組むべきかは明確だと思います。

Jリーグがサッカーが強い南米や欧州からスター選手を連れてきたように、日本のIT業界も世界にスターを輩出している国からTOPレベルの人材を呼び込むことで、更なる発展は可能です。
多くの人が「イニエスタが日本に来るわけがない」と思っていたように、「海外のエンジニアが日本を選ぶわけがない」という考えが多数派です。しかし現実は、熱意を持って口説けば来ます。来ています。
組織にそして業界にインパクトをもたらすスターを呼び込み、日本のIT業界のまさかの更なる発展に寄与していきます。


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