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守谷市長選挙への提案③稼ぐ行政運営

「公園が使いづらい」
守谷市に限ったことではないですが、とりあえずおかれた遊具、はげた芝生、横になれるベンチがない、ホッとする木陰がない、飲み物を買える店がない。なんで、こうも使い勝手の悪いセンスがない公園ばかり作るんだろう。「公園に人が集まると騒音クレームにつながるから、勝手悪く造るように」なんて決められているんじゃないかと疑いたくなる。

TOP画は10年前の区役所脇の南池袋公園。娘の写真以外消すと決めている私が残している唯一の風景写真。芝生、カフェ、木陰、ベンチしかない(ちょっとした遊具)シンプルな公園。母親はドリンクをテイクアウトし芝生に寝転がり、歩きがおぼつかない子供が自由に歩き回る、木陰ではサラリーマンが暇をつぶして、女子学生がダンス練習している。シンプルなのにすべてが凝縮されている公園。欲しい。


公共財産は商売のタネにあらず


「せめて公園でコーヒーが飲みたい」と仲間数人で始めたコーヒースタンド。守谷駅前明治神宮裏の栄町公園です。数年前の話ですが、数回開催した中で、ビアガーデン、映画上映会などにもチャレンジ。近隣マンションからも、出店したいとの事でキッシュ屋台をお願いしました。もちろん市役所と保健所からは許可が必要でしたが、紆余曲折。

  1. 公園を占有的に使われると、他の利用者からクレームが来る

  2. 騒音で近隣からクレームが来る

  3. 公園を稼ぐ目的で使わせられない

地元栄町町内会にも協力いただいて、数回開催のうち市役所へのクレームはゼロ。そもそも、実施スペースは広い公園の一画なので並行利用可能だし、私たちの声より、隣を走る常総線の音の方が大きいのですから。問題は3。公共財を使ってお金を稼いではいけないの一点張り。稼ぐのは問題がある。結局、公園利活用の社会実験として許可を頂きました。

かせぐともうける

言語学者ではないので厳密な定義は知りませんが、個人の哲学的には明確な違いがあります。
稼 ぐ(かせぐ)=必要なお金を得る
儲ける(もうける)=必要以上にお金得る

個人なら生活費をかせぐ、会社なら成長の為にかせぐ、普通のこと。
では行政はどうだ?
はげた芝生はだれが張りかえる?ベンチが欲しければだれが置く?汚れたらだれが掃除する?施設維持には費用がかかります。それは税金で賄われます。だったら、公園自体が公園の維持費を稼いだら、税金は他に回せますよね。環境維持に必要なお金を得るためにコーヒーを売って何か問題が?もちろん、1杯1,000円で儲けることは論外です。

稼げない事が不公平感の源

公園に限りません。箱モノは維持費がかかります。維持費はもちろん税金。でも疑問に思うことが。なぜ北の住民の税金が南の公民館に、音楽嫌いな人の税金が音楽ホールに、リタイヤ世代の税金が児童館に。お互い支えあうのが税金の本質なので心の狭い事を言ってると思われるかもしれませんが、世代間、新旧住民間(嫌いな言い方ですが)、東京と地元の勤務間、町内会間、あらゆる不公平感の一理由に「すべてを税金で」の考え方にあるのではないでしょうか?まずはかせぐ(受益者負担)、不足分は税金での考え方に改めるべきです。公園の一角をカフェにして地代を。児童館に学習塾を併設して賃料を。訪日外国人向けの2重価格、これを公共施設に取り入れてもいいと思います。サークル活動には従来通りの低額で、業務用には市場価格で。とことん稼ぐ。浮いた税金は、稼ぐに適しない安全、人権などに振るべきです。

公共施設は宝の山

市役所食堂。広くて、設備が整っていて、駐車場が広く、集客も問題なし。しかし現在休業中、出店希望者ゼロ(募集している?)、出てもすぐに撤退。詳細は知りませんが、行政だけに制約が多いのかも。稼ぐ事を念頭においていないのでは。実は目の前に森が広がり「ここは那須高原?」と見紛う立地。私なら、シェアキッチンにします。パン屋を誘致して朝6時からモーニング。ランチはパティスリーを呼んでカフェ。夕方からは子供も楽しめるレストラン。深夜から早朝にかけては、弁当ケータリングの仕込み。24時間稼働させることも可能で、場所を貸すだけですから金銭的行政のリスクゼロです。もちろん、稼いだお金は維持費さらには、無料の子ども食堂など安全、人権に全振りです。

最後に

昨年、守谷市が撤退した結婚式場を含む敷地を「次世代の為に」44億円で購入しました。金額が高いや手続きが不透明など問題視されていますが、議論が的外れです。書いているだけで腹が立つ。使い道も決まっていません。一生懸命、頭で考えて稼いできたのに、経営センスゼロの○○な判断ですべてパーです。一般企業なら、株主(納税者)として経営者を背任で訴えたいぐらいです。新聞報道で知ってから、脳内で罵詈雑言の嵐。ふるさと納税を使えるから。あ~腹が立つ。これを追及できなくて、何が行政の監視だ。これを追及できないくせに、現職批判は片腹痛い。あ~腹が立つ。

私のこと

スタートアップの飲食業に、低額ときには無償でシェアキッチンを貸し出しています。私は他業種で稼いだお金をつぎ込み、支払い余力のある事業者からは高めの利用料を徴収し、低額貸し出しといえ事業としては成り立つように運営しています。賃料がかからない公共施設を持つ行政ができないはずがありません。あ~腹が立つ。

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