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コマースメディアの3ヵ月を振り返ってみる

2023年8月にコマースメディアに入社し、早くも半年が経過しようとしています。コマースメディアは現時点で3ヵ月が試用期間となりますが、無事に試用期間をクリアすることができました。

一区切りついたのを機に振り返りたいと思っていたのですが、気がつけば年が明けてしまい…振り返る余裕もないほど充実していたという言い訳はさておき、入社からの3ヵ月間についてまとめてみます。

私のキャリアは上場企業でtoC営業、本社勤務の経験を積んだ後、20名程度の物流スタートアップでフルリモート営業を経験。インサイドセールス→オンラインセールスを担当し、そして現職とさまざまな事業フェーズ、従業員数の会社で働きました。

Shopify Plusパートナーとしてサイト制作・EC運営代行メインのコマースメディアがどのような教育体制でサポートしているか、そしてどんな会社か知りたい方はお読みください。

入社から3ヵ月間の過ごし方

コマースメディアは、運営部、コンサル部、制作部、直販部に分かれており私は制作部のメンバーとして入社しました。

主な業務内容はECサイトのディレクション業務全般であり、商談等の上流からの対応も含まれます。具体的には、自社コーポレートサイトのインバウンド対応、お客様との打ち合わせ、受注後のディレクション業務を担当しています。また、デザイナー・エンジニアとの調整も行いプロジェクトがスムーズに進行するようサポートしています。

3ヵ月の目標管理シートをベースに目標設定

目標管理シート

はじめに目標管理シートを受け取り、3ヵ月後のあるべき姿をマネージャーと協議し1ヵ月ごとに目標を設定します。

目標管理シートに基づいた1ヵ月目は、コマースメディアでの業務全体像の理解および実践、Shopifyの全体基礎知識の習得がメインでした。

シートの進捗確認と面談

  • 1ヵ月目

    • 1ヵ月目終了時にマネージャー、代表と進捗確認および面談を行う

    • 各項目での実績や課題の理解度を共有し、フィードバックを得る

    • フィードバックを踏まえ個々の進捗速度やスキルに合わせて、2ヵ月目の目標を設定する

  • 2〜3ヵ月目

    • 評価に基づき、各自の成長速度に合わせて目標をチューニングする

    • マネージャーとの面談を通じて、3ヵ月目の進捗を確認し最終的な評価を受ける

毎月の面談にくわえて抱えている課題の解決やスキル向上のサポートもあり、メンバーが目標に向かって成長するためのバックアップ体制が用意されています。

また、評価は業績だけではなくカルチャーフィットも重要視されています。コマースメディアの一員として大事な価値観を理解し、それに沿った行動が出来ているか査定する行動目標も管理シートに含まれています。

私の場合、ほとんど未経験の状態からスタートしたのでShopifyの基礎から学び始めました。1から覚えるために用意されたShopifyの習得シートを渡されましたが、かなりハードな内容でした。

Shopify習得状況シート

開発スピードが速いShopifyプラットフォームの理解は簡単ではありません。試用期間を終えた今でも学習は続いていますが、必要なインプット量は相当なものです。

100以上のチェック項目が用意され、学習できたら習得状況シートにチェックして面談で確認をします。項目ごとに実際に理解しているか、お客様にうまく伝えられる状態であるかを面談で質問されては回答を繰り返し進めました。

頭では理解しているつもりでもうまく答えられないこともありましたが、打ち合わせに参加し経験を積んでブラッシュアップしました。

さらに、習得状況シートと並行してサイト制作の課題もこなす必要がありました。長時間勤務を強いられることはありませんでしたが、私は自己学習の時間を確保するため大塚での早朝ラジオ体操を横目にカフェで自主勉強もしました。

失敗は許容される組織だったので、できる限りチャレンジしました。積極的に打ち合わせに参加してトークを盗み、見積作成のサポートも対応するなど「ガンガンいこうぜ」という気概で3ヵ月を乗り切りました。

入社後のギャップとコマースメディアの価値観

求められる対応領域は広範囲

外部から見たコマースメディアは制作会社のイメージが強かったのですが、良い意味で裏切られました。CSや物流面のサポートも含めてワンストップの運営サポートが提供できることは大きな強みです。複数企業に分けて依頼が必要である内容もワンストップで対応することで、お客様のコミュニケーションコストや管理コストを削減し、迅速な施策実行ができます。

また、広範囲だけではなく理解度も相応のレベルが求められます。
私は以前にWMS(倉庫管理システム)の営業経験があり、前職では物流システムの導入サポートや物流代行事業・倉庫選定などに携わっていたのでその経験が活かせると考えていましたが、少し甘かったです。

例えばコンサル部ではクライアントの売上拡大だけではなく、受注後のバックヤードの動きもサポートしています。具体的には倉庫選定のシートを作成し、一出荷あたりの費用を算出し、お客様に提案する内容は私が過去に経験していた物流営業そのものでした。コマースメディアでは学習できる機会が豊富にあると感じます。

会社の歴史として、コンサルティングからスタートし、制作、受注代行、CS、物流支援などお客様のニーズに応じて提供サービスを拡充してきた経緯があるので総合力が求められます。

複数の業務領域に携わる覚悟

倉庫選定の例であるように、複数の業務領域を対応する必要があります。

コンサル部のメンバーがコンサルティング業務から離れて自社事業に取り組むこともあり、制作部が運営部の仕事を手伝うなど部署にとらわれない自由な働き方ができます。

とはいえ、複数の業務領域を習得することは一定の時間がかかります。分からないことがあればOJTやマネージャーに質問し、月に1〜2回の頻度で行われる社内勉強会や録画コンテンツも活用することで、さまざまなスキルを習得できる環境が整っています。

通常のEC業務にどのように活かせるかを考えるAI勉強会、運営サポートする上で欠かせないシステムのロジレス勉強会、サイト制作にも今後マストのWebアクセシビリティ勉強会など、各部門で専門的なトピックに焦点を当てた勉強会も実施されています。

主体性を持って決断する

与えられた指示通りに業務を遂行するだけでなく、主体的に考えて決断する姿勢が求められます。50%は決められたルールに沿って、残りの50%は自分で考えて判断し、決断するが基本の考え方です。絶対におさえておくべきルールがありつつも余白が残されているので自ら考えて進めています。

マニュアルについても最低限は揃っているものの、全てが揃っている訳ではありません。指示が明確でない場面も情報を整理して判断し前に進めていきます。

営業しない

案件を獲得するためのプッシュ型営業はありません。私が窓口を対応していますが、お客様のご相談が枯渇することはありませんでした。

無策かと言われるとそうではなく、オウンドメディアや自社コンテンツを活用しお客様への情報提供を行っています。制作・運営代行、自社事業ナレッジを活かし今後もコンテンツを拡充していくことになりそうです。

リモートワークやコーチングを取り入れた組織体制

コマースメディアではリモートワークを取り入れています。東京、福岡にオフィスがありますが北海道、新潟など全国にメンバーがいます。

地方のメンバーも3〜4ヵ月に1回、可能な人は定期的に東京に出張したり、部署ごとにオフィス出社できる方は週1回決められた日に出社をするなど対面コミュニケーションも大切にしています。

現在は頻度も減りましたが、制作部では私が入社したタイミングで朝会が実施され質問会の時間を確保いただくなどサポートいただきました。

また、コマースメディアでは初期からコーチングを取り入れており、外部の方と話す機会も用意されています。外部の方と話すことで客観的に自分を見つめ直す機会を与えてくれます。

とはいえ、良いことばかりではない

入社後の所感をあれこれと書きましたが、もちろんポジティブなことばかりではありません(笑)

1ヵ月面談で「今のスピード感だと遅いので、スピード上げていきましょう」と喝を入れられたり、現状の業務理解度・習得レベルでは困難な打ち合わせにも1人参加の場面もありました。(打ち合わせは私の調整不足の可能性も…)

状況によっては抽象的な指示を与えられて進行に悩んだり、リモート業務ということもあって声をかけづらいという場面も発生するかもしれません。

話せばしっかりと聞いてくれますし教えてくれるので、不明点はわからないと伝え自己開示をしながら進めていきます。わからないままボールをずっと持ち続けることはNGなのでその点は意識しました。

今後のコマースメディア

スタートアップのように上場という目標を掲げて突き進んでいるわけではなく、小売、EC好きな人が集まり目の前のお客様に喜んでいただけるよう課題解決を日々行なっています。

私自身、入社時はサイト制作のことで頭がいっぱいでしたが、さまざまな挑戦の場が用意されているコマースメディアで、自社事業の小売・卸売事業にも携わりたいという気持ちが芽生えてきました。(支援事業だけではなく自社事業もやっています。)

というのもオフィスに出社していると新しいビジネスの話が嫌でも耳に入ってくるので(笑)、さまざまなことに興味・関心が持てる方はコマースメディアにマッチするのではと思います。

私の入社後もメンバーが続々入社していて組織も拡大中ですので、興味ある方はこちらを覗いてみてください。カジュアルに話したい方は私にご連絡いただければありのまま話します!

入社後の3ヵ月を振り返ってみました。

最後に、大塚のインドカレーで締めます。



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