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ヒューマン・ポジション

#秋
普通の布団に変えたら、普通によく眠れた。最近明け方に目が覚めたのは、朝型になったというよりも、ただ身体が冷えていただけだった。気付くのに時間がかかった。昨日から急に寒くなった。今日は秋晴れで、ナゴヤゆえにウロコ雲が出ていた。

#読書
先週、辻村深月さんが原作の映画『傲慢と善良』を観て、日曜日に『ボクらの時代』で辻村さんとダブル主演の藤ヶ谷太輔さんと奈緒さんがトークしていたので、小説も読んだ。最近は長編小説をなかなか読み進められないので、Kindleで買った電子書籍をAlexaに読み上げてもらった。

「善良さで取り繕った傲慢さ」
「謙虚で、自己評価は低い一方で、自己愛の方はとても強い」
「ピンとくる、こないの感覚は自身の自己評価額」

映画と比べて、本の方が深く身に沁みた。

#図書館
図書館で偶然見つけた心理学の本をぺらぺら。自尊感情と自己愛は自己肯定という点で一見似ているように感じられるが、実は真逆のものらしい。自尊感情が高い場合、他人からの評価で自分の価値は揺るがないが、自己愛が強い場合、他人からの評価が上下すると、自分の価値も揺らいでしまうそうだ。そして、フロム曰く、人間関係の基本は友愛。

#映画
ナゴヤキネマ・ノイ会員サービスデイだったので、気になっていたノルウェー映画『ヒューマン・ポジション』と、その前に『オキナワより愛を込めて』を鑑賞。https://nk-neu.com/

『オキナワより愛を込めて』は、人間の愛と自由を肯定する独白がメインのドキュメンタリーだった。

『ヒューマン・ポジション』は、フィヨルドとアールヌーボー様式の美しい街並の港町オーレスン(ノルウェー)を舞台に、日常や心の居場所、人との繋がり、身近な社会問題、素敵な椅子、猫などが、静かに描かれた作品だった。映画を観ていると、ここ半年間ほど顔馴染みだけど触れられない距離感の猫のことを思い出した。心の居場所を見出していく主人公の姿が身に沁みた。

私の「ヒューマン・ポジション」はなんだろうかと考えた。「気になった所には行ける時に行く」だろうか。

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