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日向坂って何だろう?

 平成最後の年にひらがなけやき(けやき坂46)から日向坂46に変わってから2年が経った。これまで乃木坂46や櫻坂46(旧欅坂46)と共にアイドル道を邁進してきた日向坂。
 しかし、乃木坂や櫻坂とは異なるスタンスを持つ。それはお笑いに貪欲であること。「ひらがな推し」や「日向坂で会いましょう」のMCであるオードリーや、「HINABINGO!」のMCである小籔千豊に鍛えられたこともあろうが、単独のバラエティー出演もこなしていることも大きかろう。
 ただ、両番組ともメンバーはMCが決まっていない時点で岡山出身のお笑いコンビ、千鳥だという予想をしていた。それがオードリーや小籔だと気づくと悲鳴にも似た声をあげていた。
しかし、流れはやや異なる。オードリーの時は小坂菜緒がただ一人予想していたため、若林正恭は彼女を推しにした。一方の小籔の時は東村芽依が泣きながら感激していた。「めっちゃ大好きです。新喜劇も見てました」と。
 それからというもの、日向坂メンバーは東西のお笑いのプロからたくさんのことを学んでいった。大喜利やモノボケ、リアクション芸といった具合に。2019年末の「坂道テレビ」では加藤史帆と渡邉美穂が他の坂道メンバーに笑いに貪欲になりすぎるあまり、禁断症状になりフリップが欲しいとぼやいていた。それだけアイドルでありながらお笑いにも精通するものを持っているということだろう。
 しかし、彼女たちの本分はアイドルである。5月には1年ぶりの新曲「君しか勝たん」が出る。センターは加藤史帆。お笑いをこなしつつも、アイドルとしての誇りを忘れない日向坂46。これからも二つを両立させつつもアイドル道を邁進していってほしいと願う。

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