日本における自動運転の現状とこれから ── 5Gに期待すること
2019年10月時点の内容です
自動運転の世界でも、5Gは大きな役割を担うことになると期待されています。国も自動運転の進展には力を入れており、科学技術イノベーション実現のために創設された国家プロジェクトである内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)において、省庁や企業の枠を越えた研究開発が続けられています。そこでSIPの自動運転プログラムディレクターを務める葛巻清吾氏に、我が国における自動運転の取り組み状況や、5Gへの期待などについてお話を伺いました。
“ 技術ありき”ではなく社会ニーズを起点とすること
小野寺:CASE(Connected、Autonomous、Shared/Service、Electric)という言葉が自動車業界のトレンドです。「A」の自動運転の技術開発の現状について教えていただけますか。