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Engineer All Hands をやってみた話

こんにちは。
2023年3月24日にEngineer All Handsという開発者のキックオフのようなイベントを開催しました。
CTO室による主催は初だったため、【振り返り】も兼ねて発信しようと思います。

自己紹介

コインチェックCTO室で採用をしている戸井田です。普段行っている仕事については、以下の記事が参考になります。
今回は、採用業務ではなく、開発者体験の向上というミッションを持つCTO室が開催したコインチェックのAll Handsってどうだったの?という話をしたいと思います。

はじめに

コインチェックのエンジニア組織では、毎週定例で部長会があったり、全社では隔週で全社会があるものの、社内の全エンジニアが一堂に集まる機会がございませんでした。
昨年度の技術戦略の結果はどうだったの?
来期のエンジニア組織のビジョンは?戦略は?
など振り返りとビジョン共有する場があったらいいよね。という声から今回第1回目「Engineer All Hands」を開催いたしました。
本記事では実際に開催してみてどうだったか、次回に向けての課題などゆる〜く書いていきます。

同様なシチュエーションに試行錯誤している方、これからのエンジニア組織の全体会議の開催を検討している方に参考になればと思います。

また、この記事読んで、こんな取り組みをしたよ!という方はぜひ教えて欲しいです。(参考にどうぞ!というより学びたいための発信ですw)

Engineer All Handsとは?

Engineer All Handsとは、半期に1度、コインチェックに所属するエンジニア全員が集まる場です。
とはいえ今回が第1回目でしたので、半期に1度予定ですね。
「コインチェックに所属するエンジニア」が対象ですが、希望する社員は誰でも参加でき、イベントの録画ビデオも閲覧できるようになっています。

Engineer All Hands開催の背景と目的

コインチェックのエンジニア組織は、現在業務委託を含め100名手前の規模に成長してきましたが、今後更なる拡大に向けて採用を強化しております。
人数規模の拡大とともに難易度が上がってくるものが、Vision共有と技術経営層の考えに対する透明性を高いレベルで保つことです。
メンバーごとのVision認知度や解釈への濃淡のばらつきが起きているという状況を踏まえ、「Vision実現に向けて、技術経営層の考えに対する透明性を高め、組織の一体感を強める場」、そして「素晴らしい動きや成果を出した人/チームを賞賛する場」としてEngineer All Handsを開催していくこととしました。

なお、目的を明文化したものは以下となります。

〈Engineer All Handsの目的〉
Vision実現に向けて、技術経営層の考えに対する透明性を高め、組織の一体感を強めること
素晴らしい動きや成果を出した人/チームを賞賛すること

また、ゴールを次のように設定しております。

〈Engineer All Handsのゴール〉
組織全体/各チームの動きが同期できており、Visionの認知度や解釈が統一されていること

第1回目の開催

最初の開催に向けて心がけたのは、「アットホーム感」です。

単に話を聞く場ではなく、Visionへの認識や解釈を統一し、技術経営層(CTOやCIOら)が現状や未来についてどのようなことを考えているかを伝え、ワクワクしてもらうために、和やかな雰囲気で疑問点があればその場でぶつける空気感が重要と考え、コインチェック歴が長く、ユーモア溢れるエンジニアの方に司会を依頼することとしました。

(依頼する前は嫌がられるかな…とか不安に思っていたのですが、快く快諾していただいて安心したのを覚えてます。)

第1回の主なコンテンツ
・2022年度技術戦略の振り返り
・経営陣が目指すエンジニア組織像
・各部署の成果報告
・テックブログ表彰
・CTOメッセージ


開催後の感想

Vision共有や経営層の考えの共有はもちろんですが、エンジニア部隊が多くなってきたことで、各部署がどんなことをして、どんな成果を上げているのか共有する場を持てたのは既存社員だけではなく、新入社員にとっても、良い機会だったという声をいただきました。

リモートワークで顔しか知らない状況の方も多い中で、雰囲気の良い場で改めてスイッチの入る機会を設けることができ良かったと思っております。

これからのEngineer All Hands

今回、準備期間が2週間というタイトスケジュールだったため、さまざま改善ポイントありました。
その中で2つ挙げさせていただきます。

①わちゃわちゃと楽しい会に

大人数が集まる場になると、機械的な会に感じてしまい、「つまらない」と言った感想が出てきてしまい、”特に楽しくはなく、とりあえず参加する会”になってしまいがちです。

そこで、普段オンラインだからこそ、半期に1度くらいはオフラインでお酒やピザを用意して、昼間からわいわいと楽しくやれるような会にできたらと考えてます。

②Engineer All Handsの効果測定

Engineer All Handsはかなりの大人数が集まる場であり、それにかかるコストは非常に大きなものです。
実施して効果があったかどうかを把握し、改善サイクルを回さねば、意味のない会になってしまいます。
Surveyを用いて、具体的な改善点の吸い上げや次回以降のコンテンツ設計の参考として活用していきたいと考えてます。

まとめ

ここで紹介したのは、コインチェックという会社の現時点での組織運営というあくまで限られた条件での1実例でございますが、似たような境遇にいる方や、似たようなことを考えている方の参考になれば幸いです。

また、これ盛り上がったよ!やこんなコンテンツはためになった!などあればぜひ共有いただきたいという思いもあり、発信しようと思いましたので、ぜひ開催された経験がある、自社の会議に参加したことがある方はメッセージを頂けますと嬉しいです。

今後さらなる拡大とともにより良い組織運営の仕組みを作り上げていき、コインチェックの開発者体験の向上に寄与できればと思っております。

よかったらエンジニア採用ページも覗いていってください。


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