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〈音楽ガチ分析〉藤井風「もうええわ」

今回は、幼少期からその活動が評価され続け、今や時代の寵児となった藤井風の作品を分析します。
彼はJ-popにR&BやHip-hopの要素を取り入れており、作り上げる音像はややアメリカ・レトロ的です。
昨年の紅白歌合戦にも出場するほど通俗的な歌手でありながら、音楽的にも面白いことをやっている稀有なアーティストでもあります。
若者チックで憂鬱な歌詞を岡山弁で書き上げるという点も特徴的です。

今回取り上げる楽曲は「もうええわ」。
コード進行は全体的に実に基礎的ですが、絶妙な間合いでハッとするようなノンダイアトニック・コードが挿入されます。
Cメロでは突然オンコードが多用されますが、その使い方は非常に高度で目を見張るものがあります。
また、非常に平板な伴奏に16分のリズムを程よく混ぜることで生み出されるグルーヴ感は、現代の飽和した音使いを嘲笑うようです。

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