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国際芸術祭「あいち2022」

初回なのか5回目なのか。どっちでもいいんですけど、無事に終わりましたね。国際芸術祭「あいち2022」

今回の会場は、愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋)の4ヶ所。
そのほか、短期間だけ出張展示のように「ポップ・アップ!」という(前回まで「モバイルトリエンナーレ」と言われていたもの)が長久手市、蒲郡市、半田市、西尾市で実施された。

本展の4会場には行くことができたけど、ポップ・アップ!までは足を伸ばせなかった。
しかも、パフォーミングアーツを1公演も見ていない。
トークなどのイベントにも参加していない。
連携事業も…陶磁美術館には行けたか。

きっと、ちょっとでも人が知らないことを知りたいという邪な気持ちから数日をボランティア活動に充ててしまい、ゆっくり鑑賞できる日が減ったせいだ。
本末転倒だ。

その反省はともかく、今回は全体的にカチッとした印象だった。
そりゃ前回のことがあったからしょうがないんですけど。
(過去4回も会場になっていた名古屋市美術館が会場から外れたのは、まぁそういうことだ)
自分の性格がおちゃらけベースなもんだから、そう感じたのかもしれない。

一宮市の「ウォーターメロン・シスターズ」や旧スケートリンクの展示がパワフルだなと思ったけど、いやスケートリンクを会場にウォーターメロンを展示するでしょ、と思った私はやり過ぎか。

常滑市と有松地区は、そのまち特有の雰囲気と作品のマッチングが重要だったと思うんですが、常滑市の方がよかったかな…有松は会場と作品数が少なかったのもあるけど。
有松地区はきっとあの道路の反対側も会場を探したんだろうな〜なんて運営側の想像もしたりしながら。
ユキ・キハラさんの作品はとてもマッチしていてよかった。蓑虫かわいい。

常滑市の田村友一郎さん、黒田大スケさん。おふたりのリサーチから創られた作品、すごくよかった。
無理やり感がなかったというか。必然的にそうなった感じがしてよかった。
自分の作風に無理にまちを落とし込むような、そんなフォーマット持ってる人、いるじゃん?そんな感じが無くてよかった(どんなだw)
他の場所で展示することもできる作品だけど、まちの中で見ることでさらにズシンとくるというのが、こういったまちなかを会場にする良いところですよね。

芸術文化センター。なんか教科書を開いたような印象。
いや、いいんです。いいんですよ。きっと好みの問題なんだ。
もっと丁寧に緻密に見るような性格だったら楽しめたのかもしれない。
だって岸本清子さんの選挙演説の動画が一番印象に残ってしまっている…
いや、いいんですけど。

というのが全体の雑感。
無駄や隙がない感じがスマートでよかったけど、逆にその無駄や隙のなさに窮屈さを感じました。
しかしひとつひとつの作品は、アーティストたちの魂がこもった作品だということ、しかと心に留めています。

さて、3年後。あるのかないのか。ないのかあるのか。
ともあれ、それまで健康に暮らしたいと思います。

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