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【Vol.14】世界にたったひとつのガラスの器をつくってきました

こんにちは。富山市地域づくりマネージャーの竹村です。
ページをクリックしてくださり、ありがとうございます。
雨上がりに大きな虹がみえたときくらい嬉しいです。
地域づくりマネージャーってなに?という方は
こちらをご覧くださいね。

富山市は「ガラスの街」なのをご存じですか?
街なかにはそのシンボルとして、外観も近未来チックでかっこいいガラス美術館(TOYAMAキラリ)があります。

今回はそんなガラスの街で、吹きガラス体験をした様子をお届けします。


▼薬とガラスの切っても切れない関係

なんで富山市でガラス?
って思いますよね。分かります。

富山が「薬の街」として有名なのは周知の事実。
戦前はその周辺産業として薬びんの製造が盛ん
全国トップシェアを誇ったとか。

ガラスと薬はともに歴史を歩んできたんですね。


▼ガラスの街づくりをすすめた富山市

そんな歴史をふまえ、
ガラスの街づくりが富山市の施策の柱とひとつとして
位置づけられました。

日本でガラスといえば、
有名なのは琉球ガラスや江戸切子などの名前があげられると思いますが、富山市は”ガラス工芸そのもの”というよりも
ガラスの文化と産業の振興を目指し、その礎となる人材の育成に取り組んでいるんです。

今全国で活躍しているガラス作家さんのなかには、
富山でガラスを学んだ方もたくさんいらっしゃるんですよ。

だから「ガラスの街とやま」なんですね。


▼人生初の吹きガラス体験に挑戦

ガラスの街にいるなら一度は作ってみなくては。
ということで、気軽に制作体験ができる「富山ガラス工房」で
吹きガラス体験をしてきました。

-作るものとデザインを決める

グラスや花瓶、小鉢などが作れます。
何をつくるか決めたら模様、色を決めるんですが
種類が多くて結構迷いました。

私は器を作ることに。
ガラス工房のオリジナル色「越翡翠こしのひすい」をチョイスして、流れ模様と泡のデザインを入れます。

ここまで決まったら、いよいよ作業場に移動です。

-土台になるガラスを巻きとる

ドロッドロにガラスが溶けている溶解炉から巻きとります。
温度はなんと1300℃。

-選んだ色をつける

選んだ色のガラスの粒を転がしながらくっつけます。

-ガラスを膨らませる!!!

風船とおなじで最初はかなり膨らみにくいんだそう。
肺活量が乏しすぎて頭の血管ちぎれそうでした。笑

-冷ましたり、整えたり、また吹いたり、広げたり

使用する道具たち
泡のデザインを入れる部分を空気をかけて冷まします。
冷めたところが透明になりました。面白い。
新聞紙を使ってガラスの形を整えます

ところどころで吹いて、少しずつガラスを大きくしていきます。
ガラスが冷めてきたら都度温めて作業をすすめていきます。

作業も終盤。器のふちになる部分を広げていきます。
ガラスがへにょへにょなので慎重に。
器っぽくなってきた!好みの角度まで広げたら完成です。
じゃじゃーん。完成しました。まだ熱々なので触れません。
ガラスは急な温度変化に弱いので、このまま徐冷炉で夜を明かします。
お世話になった工房スタッフの小林さんと古賀さん。
手取り足取り丁寧に説明してくださったので安心でした。
ありがとうございました♪


▼出来上がった完成品がこちら

作品は1週間後から受けとれます。
渾身の作品はどんな風に仕上がったのか、ドキドキでした。

翡翠とピンクの淡い色がかわいらしく、私好みの仕上がりです!
フルーツを入れたらオシャレだろうなぁと想像が膨らみます。

▼おわりに

ガラスとの関わりが深い富山。
歴史を大事に、それを街づくりのひとつとして取り入れる。
素敵な取り組みだと思いませんか?

薬とガラスは一心同体。
富山の薬と同じようにガラスの文化も広まってほしいなと思います。

最近はゴールドキウイにハマっています。
地域づくりマネージャーの竹村でした。



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