#1　体験の貧困から子供達を救う「リトルマイスター」って何？

1/13にCAMPFIREにて公開したプロジェクト、「リトルマイスター」について
お話ししていきたいと思います。

どんなプロジェクトなの？

簡単にいうと「町工場の職人さんが講師のモノづくりの習い事」
リトルマイスターの名前の由来は「小さな職人」なんです。
現役の職人さんを超える、職人になって欲しい。
個性を活かして日本を支える人になって欲しい。
モノづくりから子供たちの可能性や将来のビジョンを見つけ出す
そんな習い事教室です。

プロジェクトのきっかけ。

やろうと思ったきっかけは２つあります。
一つは私自身が製造業界の「技能」スキルの低下を感じたこと。
もう一つは子供たちが自身の可能性を広げられず将来の選択肢の幅が
狭くなってしまっていること。

この20年の間にモノづくりする時間が大幅に減ってしまった子供たち。
モノづくりは子供が一番ワクワクして面白い発想を出して楽しむ時間です。しかし、その時間が減ってしまっています。
自身の子育ての中でそれを体感してきました。その結果、子供たちが
将来を不安視するようになっています。
WEBの発達により情報過多になっている時代です。子供たちは
その情報過多の中で将来何をしたいのか、考えざるを得ない環境に置かれています。
情報はあくまで知識であり、全てが事実かといえばそうではありません。
それを判断する力は体験することでしか養われないと思っています。

●モノづくり体験のイベントに参加される方々から聞こえる声●
「いろんな体験させたいけどモノづくりできるところって少ないですよね」
「子供がモノ作るの好きだからその方向に進ませてあげたいけどどこに行かせてあげたらいいのかわからない・・・」

本当はモノづくりしたい！そう思っている子供たちがいるのに出来る環境がなく、困っている人が潜在的に多く存在していることを知りました。
その結果、体験したことではなく多くの情報から判断し、将来の選択肢を決めざるを得ない状況があることを知りました。
子供たちにとっても良くない、モノづくりの業界にとってもマイナスです。
製造業の技能スキルの低下も全ては
「モノづくりをリアルに体験できていない」
ことが原因だと考えるようになりました。

職人さんは優しくて真面目で面白い

製造業に17年いた私の経験です。
たくさんの町工場、たくさんの職人さんとモノづくりを共にしてきました。
苦労もあり、苦難もあり、涙することも多々ありました。
その中で体感してきたことは「職人さんは優しくて真面目で面白い」ということでした。
彼らは正確にモノを作ることが仕事です。
正確とはお客様の希望を叶えることでした。
人に対しての優しさ、思いやり、真面目にモノと向き合うその姿勢は技術だけではなく、人として大切なことを教えてくれました。
職人さんは口下手です。言葉が悪いこともあるし、言い方がキツいこともあります。でもその裏には優しさと思いやりが隠れていました。
「そんなもん出来るか。」と言いながら
「とりあえず置いとけ」そう言って、次の日きたら
「これでええんか？」とモノが出来上がっている。
そんなシーンを何度も体験してきました。

人が困っていたら自分たちの腕で助ける

まさに「ヒーロー」と言える存在です。自分自身がこの人たちと関わって
世界が変わり、毎日を楽しく生きるようになりました。
子供たちにもこの職人（ヒーロー）に出会ってもらい、技能だけではなく
面白い世界を見てほしい！そう考えています。

子供たちの面白い未来を作る場にしたい

町工場と同じに近い機械や工具を使ってよりリアルな体験をたくさんして
もらえる場にしたいと考えています。
私たちのパートナーには金属に強い職人さんから塗装、電子工作、プラスチック成形など各分野のプロフェッショナルがいます。
その方達の技術も交えながら子供たちから生まれる発想を形にする体験を
提供していきます。

終わりに

体験は人としてのスキルをたくさん学ぶ機会であり、必須な時間です。
しかし、コロナの影響も受け子供たちはその時間が激減し、成長過程で
必要なことが体験できずにいます。
18歳までの学びや体験はいくつになっても記憶に残り、人生の基礎となり
ます。その大切な時期にどれだけ体験するかによって先の未来が変わるのではないでしょうか。
モノづくりという場を作ることで彼らの選択肢の幅を広げたい。
そう考えています。

クラウドファンディングでは多くの方に知っていただきたいこと、
そして子供たちのための設備を整えることを目的として公開しました。
応援ご支援、シェアいただけると嬉しいです。

↓プロジェクトの詳細はこちらにあります。ぜひご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/458312