宝塚音楽学校の「外部漏らし」の刑と同じものが機能不全家庭にある

宝塚歌劇団のニュースを見て、ああ、機能不全家族と同じだなー、と感じました。

宝塚音楽学校では、2年生が1年生を「厳しく指導」するそうです。その有り様は、学校外の人が聞いたら異様なものではあります。それを、外部の人、家族にさえ言うことは禁じられていたそうです。口外すれば、「外部漏らし」と言われて、上級生から酷い目に遭うので、おかしいと思っても、助けを求めようと思っても、できない構造になっていた、そうです。

恐ろしやー。

これって、機能不全家庭と全く同じです。

私は、親に反抗して、家で起こっていることを「誰かに言ってやる!!」とブチギレて叫んだことが何度かあります。

その度に、親は「そんなこと(口外)をしてみろ、お前が恥をかく。恥をかくのはお前だ」と脅されて(洗脳されて)きました。

今考えてみれば、私が口外したところで、私は恥をかきません。親が糾弾されるだけです。私は、保護施設に救済されたかもしれません。

しかし、当時の私は、素直に「うちの両親はこんなに酷いことをしている、暴露してやりたいけれど、こういう家の育ちだということがバレて自分が恥をかくのだ」と思い込んでしまって、助けを求めることができませんでした。

いじめられていた側(1年生)が、いじめる側(2年生)になり、いじめる側に回る。

そして、また1年生が2年生になっていじめる側になり。結局、卒業生全員がいじめの加担者になる。結局、全員が全員いじめた責任を追及されたくないがために、「外部漏らし」の刑を面々と受け繋いでゆく。

機能不全家庭が世代連鎖するのと同じ構造。恐ろしやー、としか言いようがありません。

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