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Vegan豆乳ラーメン屋を20年やってきて、思うこと、& 次に向けての未来の展望。


世界最長の豆乳ラーメン屋

実話

実は、と言うと、自分の名前のようで恥ずかしいのですが、本名は米川実と言いまして、果実の実で「みのる」読みます。「実話」は僕の話か?って、一瞬思ったり、思わなかったりします。実印とか言う文字を見ると、僕のハンコの事かな?って思ったり、実現、実行、実に、etc・・・色々と「実」について深く考えさせられることが多いです。
しかし、米が川で実とは、どう言う意味なのか考えてみることが多々あるのですが、お米というのは田んぼに川から水を引いて田植えして、やがて実るのですが、その間に自然環境や生態系を良くする効果も期待できて一石三鳥ぐらいの効果があるのではないでしょうか?

世界最長の

20年前の2004年7月26日に京都の下鴨にオープンしました。ですが、以前務めていた一乗寺下り松の豆乳湯豆腐をメインにした京料理のレストランで、期間限定メニューでこの世にお目見えしてますので、実質25年前頃からなんちゃって豆乳ラーメンをお店で提供していました。と言うことは四半世紀前から豆乳ラーメンを作っていたことになります。当時、Vegan、ベジタリアンという言葉はまだ巷では知られておらず、精進料理も高級なものしか無くて、普段は見向きもされない食事でしたので、精進料理系のラーメンと言えば、かなり、ぶっ飛んだ存在だったと思います。

豆乳ラーメン専門店

豆乳ラーメンの専門店のお店は後にも先にも、ここしかありません。豆乳ラーメンは誰でも真似が出来ても豆乳ラーメン専門店は誰にも真似が出来ません。なぜかというと、このお店が「豆乳ラーメン専門店」と言う屋号を冠に付けたからです。このことによってSEO対策は0円でもトップに表示されるようになりました。豆乳とラーメンを融合したのは「豆禅」が世界初だからです。そして「豆禅」の「豆」は豆乳ラーメンですが、「禅」の方は何かと言うと、禅宗の座禅や精進料理なのですが、『只管打坐』とか『赴粥飯法』『五感の偈』などと言っても意味のわかる人も少ないでしょうし、頭で理解してても、体感で理解してる人や、実行に移してる人は、ほんの僅かだと思います。僕は独学で経験もしましたし、実行し体得したつもりです。(宮本武蔵の「独行道」より)
で、禅は言葉では簡単には理解はされないと思ったので、音で表現する『尺八』を習得しました。それが菊水流尺八道師範の免許状です。尺八は禅宗の一派で、豆禅の「禅」の部分は尺八のことです。初期の豆乳ラーメン専門店「豆禅」は豆乳ラーメンを食べた後、座禅をするか尺八の演奏を聴くか選べました。

人生一か八かやってみる

誕生日が1月8日なので、人生を一か八かやってみる、って言う方向でいろんなことをやってきました。尺八の名前の由来ですが、よく使われる尺八は長さが一尺八寸あります。他にも一尺六寸や二尺三寸などいろいろあるのですが、一番よく使われるのが一尺八寸だったそうです。で、略して真ん中の2文字を取って尺八。でも、頭の文字を取ってたら一八で、一か八かです。そんなこんなで、なるべく人がやらない事をやろう、誰もしてないことをしよう、そう思うようになりました。できるだけ集団で同じ方向に向かうのではなく、ブルーオーシャンな、人より一歩ではなく100歩先を行くように心がけていました。

豆乳ラーメン職人

20年以上やってるので、そう言っても過言でなはいと思います。ネットで検索してレシピを見て食材を買ってきてご家庭用の鍋で1〜2人前作るのとは訳が違います。少なくとも毎日40〜50人の用意をして30〜40人分ぐらいを、多い時は140〜150人分の用意をして100人前後のお客様のお料理をほぼ連続で作るので、料理研究家が出すレシピ本やインスタグラマー、YouTuberさんが、ちょっと気合い入れたやつを一回だけ作って写真や動画撮って、見た目だけを良くして作るものと、うちの豆乳ラーメンとは全然、全く、何にもかも、根底から全て違います。
豆乳ラーメンのスープは奇跡の連続でできています。何が?って思われるかもしれませんが、何度も失敗をして、その失敗から新たな作り方が誕生し、また失敗をして、新しいやり方に気づき、試行錯誤をなん度もなん度も繰り返してやっと出来上がってきました。5年やって初めて気づいたこともあれば、10年やって、やっと気づいたこともあります。そして、恥ずかしながら昨日気づいたこともあり、まだまだ進化中です。これは2〜3回やっただけの人では辿り付けない境地で、ただひたすら毎日同じものを作ると言うことの絶え間ないルーチンワーク中から生まれる人類の叡智の結晶です。(只管調理)

やってみたい人募集!

簡単には教えたくありません。パート・アルバイトでは教えれません。ブラックボックスがたくさんあるので、門外不出です。レシピに書いてある料理をそのまま作っても、同じものが作れないのと同じで、実際に作ってるところをなん度も見て、同じことを指導してもらいながらやって、それをなん度も繰り返して、やっと身につくことも世の中にはたくさんあります。師匠がお手本をやる、弟子がそれを見る。見て技を盗む。見よう見真似で弟子がやってみる。それを師匠が正す。それをなん度もやっていくうちに出来るようになる。尺八の世界がそうでした。楽譜があるのですが、楽譜だけでは全く吹けません。楽譜に書いてない事の方が多いので、師匠に教わるしかありませんでした。それを口伝と言います。無形文化財みたいなもんです。

楽して上手くいく生き方

って言うひろゆきの本があるのですが、飾ってあるだけで読んでません。読む暇がないというか、本を読むとすぐに眠くなるので、読めないというか・・・タイトルが好きで買いました。
そろそろ、いい年なので、ゆっくりしたいという願望が出てきて、リタイアかFIREか、ハーフFIREみたいなことに憧れを抱く年頃になってしまいました。内容は気になるのですが、ゆっくりした時間を手に入れるまでは熟成させておこうと思ってます。まぁ要するに後継者、又はお弟子さんを募集してますって話です。豆乳ラーメンのポテンシャルはあります。僕の役目はここまでです。この先をお任せできる人を募集します。20年やり切ったので、達成感と感無量感は半端ないです。これからの20年は後継者の育成と発展に尽力したいです。目標は日本全国制覇。都道府県に最低1店舗作りたいです。そして、スタッフやパート・アルバイトさん達が、そのお店を巡れる様に自由に移動できるシステムにしたいです。豆乳ラーメン専門店「豆禅」の窓。の窓=ノマド。飲食業に携わる人が自由に日本中を移動しながら働きつつ生活する。仕事の内容やシステムを統一して、毎日、もしくは週一とか、月一で違う人にバトンタッチできる様にすれば、ノマドワーカーとして、キッチンやホールの人が各都道府県を行ったり来たりできる。そんな世の中を目指して世界平和への第一歩を踏み出せたら良いなぁ〜と思う今日この頃。まずは京都市内に1店舗目の出店を目標に、万里の道も一歩から。

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